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2007年8月13日 10:27

ごらん、パレードが行くよ。後編。

2007:08:13:10:27:06

昨日、全然本題に触れなかったので(汗)。東京プライドパレードを見に行って、いろいろ思ったことを今頃書いてみます。


★「ビジュアル」と「メッセージ」の、ちょっと笑える距離感。
あれは多分パレードの誘導をされていた方だと思います。拡声器で、「これは、私たち性的マイノリティーが、社会との共生をアピールするためのパレードです」みたいなことを仰ってました。(※ちょっとうろ覚え。もし僕が思ってる以上に大切なメッセージだったとしたらごめんなさい、正しいものに訂正してくださる方がいらっしゃると助かります。) その言葉が耳に入ってきた時は特にヘンな感じはしなかったのだけど、その拡声器の真ん前では裸のお兄さんたちが腰を振って踊っていて…。いきなりそのビジュアルで共生を訴えかけるには、タイミング的にかなり無理があったかなぁ(苦笑)。なんだか可笑しくて笑っちゃったもん。このイベントの趣旨っていうのが、実際のところ外に向かってるものなのか、それとも中に向かってるものなのか。僕がそのへんのことを微妙にまだ理解できていないせいかもしれません。だけど、沿道の人たちは「気持ち悪い」とか言うより物珍しげに「なにあれ!?」って感じだったし、共生どうこうとかより「一緒に楽しみましょう!」くらいの軽い感じでもいいんでないの?とか思ったりもして。この手のイベントって、ノリとか勢いのほうがスっと受け入れられたりするんじゃないのかな。

※「同性愛嫌悪は社会の病」みたいなプラカードも見ましたが、あれはまるでデモ行進みたいで僕は嫌。コミュニティーとして発信が必要なメッセージだったとしても、あの場にはそぐわない気がしました。やるなら別の場で。その場が無いというのであれば、それはまたコミュニティとして解決していかねばならない課題なのかもしれませんが。それに、「責め合いからは何も生まれない」というのが僕の考え。声を上げること。闘うこと。プライドを持つこと。これらは意味が全然違うと思います。
★Brass MIX!最高!
僕がブラス好きだってことを差し引いても、イベント全体の中でBrass MIXの存在はとても大きかったと思います。まず、ブラスが鳴り響くと、すごーくパレードっぽくなる(笑)。って笑って言っちゃってるけど、それってとても大事なことです。優しく、楽しく、明るくパレードを引っ張る姿は見ていて爽快だったし、真っ直ぐ前に向かって行進する様子には力強さを感じました。それと、会場に戻ってからの「お帰りなさい演奏」は本当に感動しました。嘘。感動したのはちょっと後になってから。最初は「あー、これはハマグリのペペちゃんの曲だよ!」とか言いながら楽しんでただけだったのだけど(苦笑)、途切れることなく続く演奏にだんだんと心を持っていかれ、終わった後の余韻と言ったらそれはもう。これ書いてる今も、思い出してグっときてます。死にそうな暑さの中で演奏を続けるのは、想像以上に大変だったろうと思います。でも、あの演奏があったからこそ、パレードから戻って来る人たちはみんな笑顔で、達成感や充実感を感じることが出来たんじゃないですかね。
ベスト・フロート賞とか無いの?僕はBrass MIXに一票。
ちょっと脱線。
高校生の頃、野球部の応援演奏に行ったことがありました。炎天下の中でフラフラになりながら「ウララ~、ウララ~」とかやったんです(苦笑)。いいところまで行ったんだけど、最終的に甲子園には手が届かなくて。でも、それまで話したことなんて無かった野球部の先輩が、「みんなの演奏のおかげで頑張れた。本当にありがとう」って言いにきてくれたんです。驚いたけど、うれしかった。同じ炎天下でのBrass MIXの演奏ぶりを見て、そんなことを想い出してました。
★男大杉。
会場でまず思ったのは、うわっ、ここ男ばっかりだな、ってこと。女性が全然いなかったってわけでもないのだけど、比率で言うと…8:2くらい?で圧倒的に男天国だったような気がします。いい、っちゃぁいいんですけど(汗)。レズビアンのコミュニティーってのがどうなってるのか全然わかんないし、レズビアンの方々にどういう広報活動がなされたのかも知らないのであれなんですが、「LGBT」と大きく掲げている以上、これは今後の課題なんじゃないかな?と。多様性を求める集まりの中に偏りがあるってのは、やっぱりちょっと。ね。
★やっぱり一人じゃ行きづらいか…。
僕も、ブランドンと一緒だったから行ったようなもので。仮に一人だったら、行けてせいぜい沿道の端っこまでかもしれません。よほど前向きで良いイメージを持っていないと、やはり会場の敷居はかなり高いんじゃないでしょうか。実際に会場で見た感じだと、みんな友達同士とかカップルとかで、どうだろう、一人で来たって人はいたのかなぁ。二丁目には行かない、ゲイの友達がいない、そして一人で悩んでいる、そんな人たちをいかに迎え入れ繋げていくか。ってこれ、今に始まった話しじゃないんだろうけど、会場の雰囲気を見てちょっと感じました。場としては賑やかで楽しかったんですけどね。一人でも楽しめるか、そこで得るものはあるか、ってのはまた別の問題。せっかく来たのに寂しい思いして帰るのではあまりに可哀想です。
組合のアイドル、清水ミチコ嬢に来ていただいて盛り上げてもらうとか。
(完全に個人的な意見です。)
★進行はスムーズでした。
パレード以降しか見てないので、たいしたこと言えないのですが(汗)。ヘンな間や学園祭的なグダグダ感が無くて、それはたいしたもんだなぁと思いました。流れるような進行のイベントは、ノリを壊さず会場を冷やさず、で大好きです。でもそれって、見えないところで、スタッフの方々が走りまわってたからこそ出来たことなんだろうと思います。本当にご苦労様でした。
070813.jpg

途中でも書いたように、この手のイベントが果たして「ストレート社会へのアピール」なのか、それとも「LGBT内のお祭り」なのか、僕にはまだちゃんと理解しきれていないところがあります。そんな中で一つだけわかったのは、パレードに参加されていた方々の充実感とか達成感とか、その高揚した空気は一緒にいてとても心地よかったということ。このイベントに賛否あるのはなんとなく知っています。確かに「えっ?」と思う部分もあります。でも、あれだけの人数が集まって、点が線に、そして面になっていく瞬間みたいなものを感じることが出来たのは、とても貴重な経験になりました。責め合っても、無視しあっても、何も生まれてはこないんだよね。それぞれの思いを胸に持って参加された皆さんの、あの笑顔が決して無駄になることの無いように。絶対に無いように。そして、その笑顔が1人でも増えるように。みんなで常に良い方向を模索しながら続いていってくれたらなぁと思います。

あ、そうそう、パレードの参加者を増やすことも大事だけど、沿道にもっと人を集めるってのも大事だよね。毎年8月末に高円寺で「阿波おどり」があるんだけど、沿道が盛り上がる年ってのは、全体としてすごく見応えのあるイベントになるんです。阿波おどりに限らず、祭りってそんなもんでしょ?夏休みだし、お盆だし。全国の組合の皆さんが、気合を入れて東京に乗り込んでくるようなパレードに成長していって欲しいなぁ。


※いろいろ書いたけど、結局「行って良かった」ってことで、興奮気味のためいつもより増して長めの日記。しかも、本当はまだもうちょっと書きたいことがあったんだけど、どうしよう。タイトル、後編って書いちゃったし。書きたいことって言っても、パレードと実はそんなに関係ない低レベルな話しだし。ちょっと考えます。…たぶん、明日は「番外編」とかになっちゃうかも。

シアワセは、歩いて来ない。
だけど近くにあるんだよ。
ハリーのしっぽ Author:ハリー
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の39歳。パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば13年目に突入。地味に静かに暮らしています。

Chibi-log

2010年2月28日 17:21

もうすぐ春ですね。

仕事そっちのけ、確定申告も全くの手付かず状態のまま、徹夜してまで見入ったバンクーバー五輪もそろそろ閉会。毎回思う、「冬季五輪が終わったら、そろそろ春なんだなぁ」。
いろいろ落ち着いたら、またブログ始めてみようかな。

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