ハリーのしっぽ > 二人暮らしの方程式 >

2007年9月17日 13:20

僕の最初は、彼の最後。

2007:09:17:13:20:16

仕事で忙しいのにブログ書いてる場合?ってツッコミは無し。


以前、オーストラリア人のゲイカップル宅におじゃましたした時のこと。
お二人の出会いのきっかけを尋ねたところ、「galleryさ」とサラっと言われました。ギ、ギャラリーですか!?ん~ん、言ってみたい。(英語だから本当に"さ"って言ったわけではないけど、ちょっと雰囲気出そうと思って。) 

同じ絵を見ていたらたまたま肩がぶつかってオー、アイムソーリーとか言っちゃって、帰り際にまた出口のところで会っちゃったもんだからワァオ!ってことになっちゃって、そのままお茶とかしちゃっていろいろあって、そして今なわけ!?カッコイイ~。

...と勝手に妄想してしまいましたけど、よくよく話しを聞けば、2人ともギャラリーの経営に関する外部のコンサルだったとかで、一緒に仕事をしてるうちにいい関係になったんだそうです。へぇ、お互いにオープンにしてると、そういうこともあるのね。まぁそれだっていいじゃない、出会いのきっかけを聞かれたら一言「galleryさ」って言っちゃうんだから。(本当に"さ"とは言ってないのだけど。)

僕は、自分から積極的に誰かを誘ったり出来るタイプではないし、ましてや出会いを求めて一人で二丁目に行くなんて死んでも無理。20代半ばの頃、ゲイとしての自分はすっかり受け入れていたけど、それ以外の、容姿だったり体だったり人間性だったり、そういう基本的な部分にどうしても自信を持てないまま前にも後ろにも動けずにジリジリしていました。このままずっと一人なのかなぁってことも考えたし、それならそれで仕方無いかとも思ったり、でもやっぱり一人は淋しいし。毎晩、ダイヤルアップの料金を気にしながら、ネット上で出会いのきっかけを探していました。


070917.jpg僕とブランドンの出会いのきっかけは、ネットでした。探しても見つからないのなら、やっぱり自分で動くしかない。僕が意を決して、祈るような思いで投稿した、初めての恋人募集。彼はその時にメールをくれた一人でした。一人でした、って言うくらいだから他にもいたわけで、でもなぜかみんな外国人ばっかりだったのが今考えても不思議。だって、外国人募集なんてこと書いたわけではないし、そもそも外国人なんて考えてもいなかったのに。身長×体重くらいの簡単なプロフと、あとは...真面目ですみたいなことをチョロっと書いたのかな。でも、確か10通くらいメールがきたと思うけど、アメリカ人です、台湾人です、フランス人です、イギリス人です、韓国人です、...ってどういうわけか全員外国人。みんな間違いながらも日本語で書いてあって、その中からどうして僕はブランドンのメールを選んだのか、今となってはよく覚えていません。頑張って書いてる感じが良かったのかなぁ、とにかく「この人なら会えそうな気がする」と思ったのは彼だけだったんです。


一方、ブランドンのほうはと言えば、僕に会う前にも何人か日本人と会ってみたそうで。ただ実際に会ってみると、明らかにセックス目的だったり、「金無いの?じゃぁバイバイ」みたいなバカヤロウばっかりで、もうこれで最後にしよう、と思って決めたのが、僕が出した恋人募集だったんだそうです。...って、僕にとってはこのへん、ちょっと複雑なんです。そんなバカヤロウのおかげで僕に順番がまわってきたわけだけど、一方で「なんてひどいことしてくれたんだ(怒)」という怒りの気持ちもあり。べつにもういいじゃん、って彼は言うんだけど、なんとなくそれは、今でも煮え切らない感じ。

オーストラリア人カップルに「ギャラリー!?いいなぁ、カッコイイなぁ、僕らはネットだよ」と言ったところ、彼らに「ネットの何が悪い?出会いの場所はどこだろうが関係ないよ」と真顔で返されました。...いや、悪くはないんだけど...ほら、ちょっとギャラリーのほうが知的で胸張って言える感じかなぁと思っただけなんですけど...。
ギャラリー・ショックの帰り道。
なんかさ、僕の中にある「見合いより恋愛」みたいな感覚って、やっぱり違うのかなぁ。なんてことをブランドンに話してみたものの、彼は何かを考えている様子で返事が無い。そして沈黙の数分間を経て、彼は突然言いました。「違う。絶対におかしいよ」。そっか、やっぱり僕が悪かったよね、ごめん変なこと言っちゃったよ。トホホ。

「あれは違うよ。だって、仕事で知り合ったんでしょ?だったら、どこで知り合ったのかって聞かれたら、普通は"一緒に仕事してて"とか答えるもんじゃない?何だ?ギャラリーとか言ってカッコつけて。ふん。」

...僕ら2人、こんな噛み合わない会話を何度も繰り返しながら、よくこの10年を何の疑問も持たずに一緒にやってきたものだと思います。考えてもいなかった、よその国の人との出会い。なぜ僕らが?と「不思議なめぐりあわせ」みたいなものを感じたりもして。だけど、それが偶然なのか必然なのか、なんて答えの出ないことを考える前に、どんなカタチであれ僕らにもちゃんと出会うきっかけがあった、そんな大切な瞬間があったんだということに感謝を忘れないようにしないと。って、11年目にしてあらためて思う今日この頃です。まぁ...ギャラリーです、って言えるんだったらそれはそれでグーなのだけど(しつこい)。


【蛇足:リアルの瞬間】
初めてのデート。「ボクは大きいからすぐわかるよ」、って彼のたったそれだけの言葉を手がかりに待ち合わせの広場へ行くと、そこには確かにデカい外国人が。えっ...?さ、3人いるんですけど(汗)。あなたですか?それともあなたですか?と聞きまわる勇気などあるはずもなく、でも初デートでいきなり遅刻ってことだけは避けたい。時間もギリギリ、じゃあもういいや、この人だったらいいなと思った外国人に近寄り、勇気を出して聞いてみる。
「...ブランドンくん?」「そうです!」
これが僕らの初リアル。緊張しながら握手した、26歳、夏のことでした。

シアワセは、歩いて来ない。
だけど近くにあるんだよ。
ハリーのしっぽ Author:ハリー
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。

Chibi-log

2010年7月26日 18:51

どっちが先に着くか競走だ。


ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。

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↓あの曲がなんでこんなアレンジに!?と毎週流れるテーマ曲目当てに見てたわけだけど、もしかしてあれ、実は面白かったんじゃないか?と今にして思うドラマ。DVDになってないのね。そうなると、ますますもう一度見たくなる。若かったなぁ、メロリンQ。

幕末高校生(1993)

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