ほんの一瞬に思う家庭論。
「僕らは、そんなに気持ちの悪い人間なんだろうか?」
昨夜、ふとした瞬間に思ったこと。
●夜はたいていリビングで食べます。テレビがあるので。(テレビ壊れてましたが、修理にて復活!) リビングには小さいソファーもあって、でもそこにではなく床にベッタリと座って食べるものだから、奮発して買ったイサム・ノグチのテーブルは、今やただの「ちゃぶ台」状態に。おかしいなぁ、本当はもうちょっとお洒落な部屋になるはずだったのに。
食べ始めて数分後、あれっ?醤油が来てないね?というブランドンの言葉に、僕はキッチンへ。そして、歩きながら考える。
こういう時、動くのはどうしていつも僕なんだろう?
そっか、僕のほうがキッチンに近いからだ。むむ、この席は不利だ。いずれ配置換えをしてこの状況を打破しないと。そういえば実家でも母親が、いつもこんな感じで行ったり来たりしてたっけ。あそこもキッチンに近い席だからなぁ。
●僕はきっと、強烈なマザコンなんだろうと思います。で、しかもそれに負けず劣らずのファザコンだったりもして。休暇のたびに帰省するのも、両親が待っているからと言うよりは、僕が帰りたいから、っていう理由のほうが大きいかもしれません。そこにはいつも、僕が最も理想とする「家庭」があるんです。家事を完璧に、そして楽しんでこなす母と、ちょっと変わってるけど立派に家族を守ってきた父。お互いを思いやり、支えあい、笑いがあって、団欒がある。こんな家庭は、そしてここを越える家庭は、どんなに頑張っても自分には絶対に作れないな。
20代前半の頃、僕はよくそんなふうに考えたものです。父親には、いつまでも父親であってほしい。だから、自分がその父親像に近づこうとか追い越そうとかいう発想はこれっぽっちもありませんでした。一方で東京に出て来てからというもの、母親のような極めて家庭的な女性に出逢ったためしも無くて。ま、出逢ったところで何がどうなるわけでもないのだけれど(笑)、結局のところ、仮に僕がストレートだったとしても、思い描いたような家庭を作れるかどうかは微妙だよね。という苦笑いな結論に、安堵と、ちょっとした淋しさみたいなものを感じたりしていました。
●醤油を持ってリビングへ戻った時、目に飛び込んできた光景。口いっぱいにご飯を入れたまま、テレビに夢中になって箸が止まっているブランドン。テーブルには、有りもので作ったらうまい具合に和食でまとまったおかずが数皿。食べ終わったら畳もう、と言ってソファーの上に取り込んだ洗濯物。洗ってかけておいたらもう乾いているカーテン。床には、さっきまでブランドンが読んでいた資格試験のテキストと、毎月勝手に届く通販カタログ。
そんな、いつも通りの当たり前な部屋を見て、ふと思ったこと。
僕らは、そんなに気持ちの悪い人間なんだろうか?
●ここには、父親も母親もいません。もっと言うと旦那も奥さんもいないわけで、端から見たら、ただ不思議な男たちが二人で暮らしてるだけなのかもしれません。僕にしてみても、今ここにある生活は自然の成行きの延長線上であるわけで、「家庭を持ちたいから」というカタチ的な理由で二人で暮らす道を選んだわけではありませんでした。だけど、気がつけばここは、とても居心地が良くて温かい。その昔僕が理想としていた「家庭の空気」が、確かに今、ここにあるんです。これの、どこが悪いことなんだろう。僕が安らぐこの家庭は、何か間違っているんだろうか。
僕らを否定する人たちを納得させられる技量や度量は、残念ながら僕にはありません。でも、今、目の前にあるこの生活は決して間違ったものではない。そんな確信をしっかり持っていれば、それでいいのかな。あきらめとか開き直りとは全く違う、何の疑問もないプライド。いいんだよね、これで。
ん?何?
あーごめんごめん、さ、食べよ。と、持ってきた醤油を渡して座った僕。
この先、何があっても大丈夫。きっと乗り越えられるよ。ここには2人の居場所があるんだし。そう考えたら、なんだかこの席さえもとても愛おしく感じていました。
「やっぱりさ、醤油よりポン酢のほうが良かったんじゃない?」
って言葉を聞くまでは。
だけど近くにあるんだよ。
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。
Chibi-log
どっちが先に着くか競走だ。

ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。
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何なんだろう?ゲイカップルを気持ち悪いと思う人たち。
以前は多分、ひどく面罵してしまったんじゃないか・・・・って思うんだけど、
今は彼ら、彼女らがそう思うようになってしまった背景に興味がある。
僕らにとってはひどく「普通」な時間が、その人たちにとっては異常な世界に思えるんだろうけど。
色々考えちゃうな。
本文を読む前に写真を拝見して、
「このテーブル、イサム・ノグチ(←大好き)ですよね?」って書こうと思ったら、
既にハリーさん種明かしされてはったです_| ̄|○ il||li
『アタシって、インテリアには詳しいしぃ~』みたいな、
ニワカインテリアコーディネーターのフリをしようとしていた、
アタシへの罰ですか?(笑)
ごめんなさい、こっから長いですぅ~ヾ(゚д゚;)
アタシのバイブルに「ニューヨーク・ニューヨーク」ってコミックがあって。
その中で、息子からカミングアウトされた田舎のクリスチャンの母親が、
どうしても息子のパートナーを受け入れられないシーンがあるの。
握手を求められて、ソレを拒否ってしまうのね。
彼女は悩んで悩んで、ソレを親友に相談するんだけど、
「ソレがどうしたの?」って言われちゃうの。
彼女は「何故?どうしてそんなにすんなり理解できるの?」って困惑する。
きっと彼女には、ゲイという存在に触れる機会がなく、
理解することも必要としなかったのだと思ったのです。
『無知であることの残酷さ』≒『自分とは違う形式を受け入れられない愚かさ』
なのかもしれません。
だけれど『無知』だから全て許されるわけではないと思います。
むしろ一番の罪だと思いますから。
ただ『無知』だからといって、
知ろうとしている人に何も伝えないでは始まらなくて、
例えば僕らゲイは、ソレを教えてあげる、
形だけでもいいから、伝えてあげることは出来るんだと思っています。
だからこうして、ブランドンさんとの生活、
ソコから何とも言えない温かさを感じる生活を、
ブログを通して伝えていらっしゃるハリーさんがアタシは大好きです。
(ていうかウチも見習わなければいけないな・・・)
追伸
何をお食べになってらっしゃるか分かりませんが、アタシもポン酢LOVEです。
ご、ごめんなさい(;゚Д゚)
まさか、こんなに長いとは思わなかったのですぅ。
これだったらトラバさせてもらえば良かった(;・∀・)
>今、目の前にあるこの生活は決して間違ったものではない。そんな確信をしっかり持っていれば、それでいいのかな。
それでいいんだよ。
いやぁ,最後にうまくオチつきましたなぁ(笑)
まぁ,とりあえず,龍児さんが書いたようなことが言いたいわけで。
・・・それがプライドなのでは?
旦那に聞いてみたんです
そしたら
「端から見たら気持ち悪いんじゃない でも関係ないよ」
って言われました
心地よい家族がそこに居る訳ですし(笑
食事の準備が出来て
『食事の最中に席を立つのは面倒だ』と思い
「何か足りないもの無い?」
と毎回のように聞くんですけど
相手はテレビを観ながらの信用できない「大丈夫」
後で対外取りにいかされる訳で
よく分かるわ...その気持ち....(遠い目)
● re:Kazuccineくん。
やっぱり「男同士(女同士)で気持ち悪いなぁ」って一言に尽きるのかな。
ゲイのここがイヤ!とかあそこが嫌い、っていう具体的なことではなくて、
男と女がくっつくのが普通なのに、そうじゃないからあんたたちはヘンなんだよ、っていう単純に100か0かの話なのかなぁ、って。
逆に、僕はストレートじゃないから「ゲイとストレートは、これこれこういう部分は何も変わらないんですよ」って説明しようにも、結局「ストレートはこうなんだろう」みたいな想像の上でしか言えないわけで(笑)。
難しいよね。とっても。
● re:adejyoさん。
テーブルは、ここに引っ越す時に初めて知ったんですよ。で、徹底的に底値を洗い出して買いました(笑)。とは言えやっぱり高くて、予算を決めて買い揃えていたものだから、このデーブルのおかげでいろんな物が犠牲になってしまいました。おかげで部屋の中は今でもガラ~ンとしてます(汗)。
---
へぇ、そういうコミックがあるんですか。ゲイについて理解する、ってのはやっぱり難しいところが多いですよね。他人レベルって言うか、他人事として「べつにゲイの人がいてもいいでしょ」って言ってる人でさえも、結局その実態がよくわかってないから、身内からカムアウトされたら慌てたり拒絶しちゃったり、ってこともあるみたいだし。ただ、ゲイの生活も一筋縄じゃないというか、やっぱりいろんな人がいるんでね(笑)。僕に出来ることといえば、「ゲイ」という大きな括りとして理解を求めるというより、一人の人間として恥ずかしくない生き方をすることなんだろうなぁ、って。
って書くと偉そうでまるで自信があるような感じですけどね(汗)。
またそれは別の話。
>ブログを通して伝えていらっしゃるハリーさんがアタシは大好きです。
そ、そんな恐れ多いことを。ありがとうございます(慌)。
実は、2人の生活を書くということに時々迷いがあるんです。取りようによってはただノロけてるだけに見えるかもしれないなぁって。
確かに幸せかと聞かれれば幸せだと答えるし、やっぱりそれは隣にパートナーがいてくれるから、というのが大きいですけどね。
僕は一般的な家庭で普通に育って、両親を見て愛情ってのがどんなものかも知っていて、そんな普通の人間が今、ブランドンと2人で生活をしてることに何の違和感も感じてないんですよ、ってことをどうやったらちゃんと伝えられるのかなぁ、なんてことが時々頭を過ぎったりします。
だからかな、ちっちゃい小市民的な話が多いのは(苦笑)。まぁこれが等身大なんでね。お許しください。
>何をお食べになってらっしゃるか分かりませんが、
さんま、さんま(笑)。いつもポン酢なのに、あれ?醤油は?みたいなこと言うから、今日は醤油の気分なんだろうかと思って素直に持ってきたのに(怒)。
● re:adejyoさん再び。
長いのを気にされる方が結構いらっしゃいますけど、全然平気ですよ。逆にうれしい。それにね、このテンプレートはやたら横幅が無いんで、ちょっと書いても長く見えるんです。大丈夫。
● re:龍児さん。
あくまでも格好良く、たった一言でまとめちゃうんだ(笑)。
時々こういう素朴な疑問みたいなのがフっと頭の中に出てきて、で、結局「今の生活を大事にすればいっか」ってとても簡単な結論で落ち着きます。
ま、ホントにそういうことなんだと思うし。
● re:Ikuno Hiroshiさん。
こんなオチ、僕は全然欲しくないんですけどね。むしろガッカリ(苦笑)。
プライドって言葉については、先日Ikunoさんに教えていただいてからいろいろ考えることがあって、お陰で今は、自分の中に一本しっくりくる柱が通った感じです。大切にしないといけませんね。
● re:玉吉さん。
>「端から見たら気持ち悪いんじゃない でも関係ないよ」
今風に言うと「そんなのオッパッピーだね」って感じでしょうか(笑)。
まわりを気にする必要は無い、ってのはホントにそうで、
僕も今の自分たちの生活にはとても満足してます。
だから余計に「何がヘンなんだろう?」って不思議だったりするんですよね。
---
>後で対外取りにいかされる訳で
うちの場合は、完全に「座ってる位置」の問題なんですよ。
確かに僕が立ったほうが効率がいいの。
ただ、醤油って言ったくせに、やっぱりポン酢って何よ?ってことで
今回は頑として立ち上がらず「ジャンケン」での勝負に持ち込みました。
…ってことで、だいたい察しがついたでしょうか。
ええ、結局負けましたとも。。。
>ちっちゃい小市民的な話が多いのは
ウッフフ、そういうカップルのお話を読むのが、
アタシは大好きなので全然OKっ♪
むしろノロケ万歳ですよぉ、ステキじゃないですかっ。
というかウチのブログでソレが皆無なので・・・羨ましい_| ̄|○ il||li
で、代わりと言っちゃあなんですが、
ゴージャス担当はアタシのブログにお任せあれ(笑)
● re:adejyoさん。
日々の出来事や思ったことを書く上で、僕にはパートナーがいるので
彼のことも当たり前のこととして出てくる、って感じですかね。
>ゴージャス担当はアタシのブログにお任せあれ(笑)
それはもう!
adejyoさんのブログと僕のを両方読んで初めてバランスがとれる、
って線を目指しますか(笑)。