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2007年10月31日 13:17

ホモセクシャルベイベー。

2007:10:31:13:17:06

はぁい可愛い男の子ちゃんですよー、と手渡された生まれたばかりの我が子を抱きながら、「この子はストレートなんだろうか?それともゲイなんだろうか?」と考える親っているんだろうか。
などと、内容とは微妙にズレてる前振りをしてみたりして。

今月23日、イタリアの全国紙に掲載された「同性愛者差別に抗議する広告」がちょっとした騒動になってるんだそうです。まぁ、この手の広告は宗教も絡んだりして、問題が複雑になる(そしてすぐに忘れ去られる)のが常みたいなところがあって。むしろそれを狙っての出稿なんだろうか?と考えてしまうこともあるのだけど、今回のこれはちょっと...いただけませんでした。以下、画像を載せます。エロとは無縁のものですが、デリケートな題材ですので職場や学校等でご覧の方は一応ご注意ください。しかも長文。




これがホモセクシャルベイベー。

「HOMOSEXUAL」と書かれたリストバンドをする新生児の写真の上に、「性的指向は選べない」というキャッチコピーが書かれています。

言葉としてはとても正しいのだろう、と思います。どういう理由があって僕はゲイなのか、それは僕にも全くわかりません、という実体験から。ただ、それを広告として表現する時にこの写真、ってのは...。いかがなものだろう、ちょっと引いてしまいました。とある宗教団体は「新生児を利用するのは、不誠実で恥さらしだ」と噛み付いているそうです。不誠実とか恥さらしという言葉が適切かどうかはわからないけれど、少なくとも僕の目に映るこの写真は「悪趣味」の一言です。べつに法に触れるわけではないにしても、人としての"グレーゾーン"に足を踏み入れてまでカタチにすべきモノだったんだろうか?と、この広告を前にため息をついてしまいました。


【一瞬、グレーゾーンって話で脱線します】
こんな風に思うのは、きっと「広告を見る目」以前に、僕の性格によるところが大きいんだろうと思います。今年の選挙で、「ネット上での選挙応援は法的にグレー」という内容のことがあちこちのサイト上で語られていました。面白いなぁと思ったのは、そういう状況を「だからOK」と受け取る人がるということでした。もちろん法的にそういうグレーな部分があること自体よろしくない話ですが、そんな小さいところにつけ込むより、白黒はっきりしたところでもっと大きく正々堂々と活動したほうが「誠実にクリーンな選挙を戦っている」と胸を張って言えるんじゃないか、と思った次第です。


えーっと。広告の話に戻ります。
この広告にまつわる残念な話。同性愛者の人権擁護団体「ArciGay」はこの広告に対し、「尊重されるべき不変の事実だ」というコメントを出しているそうです。これには心からガッカリしました。この広告、浅いところで考えると「あぁそうかもね」と思える部分もあるかもしれません。ただ性的指向については「先天性」「後天性」諸説あって、それは世界中で今もなお喧々諤々の真っ最中。ということで考えると、この広告は...情報として不正確なんです。むしろ同性愛者の人権擁護団体たる組織はその点を指摘して、情報を正すべきなんじゃないかと思うんですが。ゲイ賛美だったら何でもありかよ、と情けなくすら感じてしまいました。


本当にガッカリなのは、わざわざこんな物議を醸すようなビジュアルを使ったために、本来一番伝えたい「性的指向は選べない」というメッセージが真っ直ぐ伝わってこないということなのだけれど。

イタリアで過激な広告、といって思い出すのは、90年代初頭に世界中を騒然とさせたベネトンの企業広告シリーズです。広告クリエイターとして生きていこう、と心に決めた直後に僕の目の前に現れたポスターの数々は、衝撃的としか言いようがないほどの大きな揺さぶりをかけてきました。


もっと大きい画像へのリンクは記事の下のほうに貼ってあります


もちろん、あまりにも挑発的な写真表現だったため、今回と同じように当時も賛否両論巻き起こりました。そして当時の僕はどうだったかと言うと...間違いなく「賛成派」でした。じゃあ今回の広告とベネトンの広告、一体何が違うのよ?と考えてみると。それはきっと、広告の「目的の違い」なんだろうと思います。ベネトンのシリーズには、キャッチコピーがありません。要は、見る側に考えさえ、議論させるのが目的でした。一方この今回の広告の目的は、見る側にいろいろな考えを求めるものではなく「性的指向は選べない」というメッセージを明確に伝えるものだったはず。なのに、表面的にベネトンの真似なんかしちゃったもんだから、火傷して終わってしまった感が否めないんですね。先日の日記の話に戻りますが、僕の後輩には、このへんの違いをよく理解してもらえませんでした。真似すりゃいいってもんじゃないのよ、って話、この広告を持ってもう1度あの頃に戻り、説明し直したい気分です(苦笑)。


参考まで。
なぜベネトンのような広告が生まれたのか。それがわかる本があります。一連の写真を撮影した写真家、オリビエーロ・トスカーニ著「広告は私たちに微笑みかける死体」。僕の手元にあるのは1997年の初版のものだけど、今でも本屋さんに並んでるものなんだろうか。Amazonにはあったのでリンク貼っておきます。それから、ベネトンの一連の広告が並ぶサイトがあるのでリンクしておきます。これはぜひ、若い人にこそ見て欲しい。90年代初頭。広告を通して、愛、死、性、戦争、人種、AIDS、環境汚染、それらがどういう語り口で表現されていたのか。しかも世の中は今も昔もそれほど変わっていないという悲しい現実を、ちょっとでも感じてくれたらいいなぁと思います。


本日の日記。
小難しい話を長々とするおっさんバージョンでした。

シアワセは、歩いて来ない。
だけど近くにあるんだよ。
ハリーのしっぽ Author:ハリー
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。

Chibi-log

2010年7月26日 18:51

どっちが先に着くか競走だ。


ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。

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↓あの曲がなんでこんなアレンジに!?と毎週流れるテーマ曲目当てに見てたわけだけど、もしかしてあれ、実は面白かったんじゃないか?と今にして思うドラマ。DVDになってないのね。そうなると、ますますもう一度見たくなる。若かったなぁ、メロリンQ。

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