きっと、忘れない。

●箱根に行った帰りのロマンスカーの中で、どういう流れか、出逢って間もない頃に行った伊豆の話になりました。それが二人で初めての旅行だったけど、思えばその大切な初旅行でさえもガイドブック等を持たず、下調べすらしてなかったのでした。「行ってから考える」的な今と何ら変わらない歩き方をしていたことを思い出して、ちょっと苦笑い。でも不思議とどこをどう歩いたか二人ともよく覚えていて、あの時に見た波の色、雲のカタチ、にわか雨に濃さを増す新緑、山の上からの眺めも全てちゃんと記憶に残っていました。その時の写真は1枚もありません。確か、一応写ルンですを持っていったはず。でも1枚も撮らなかったんですね。写真を撮ることも忘れるような穏やかな時間。そんな感じだったと思います。
●今回の箱根では、いろいろ写真を撮りました。で、思ったんです。やっぱり人間の目って優秀なんだな、って。デジカメ…というかカメラはとても便利だし、楽しい。でも、瞬間を画に写し1枚の世界を作り出すことは出来ても、それはやっぱり現実に見たものとはちょっと違う。何かが違う。色とかカタチとかそんなんじゃなくて、何かわからないけど絶対に違う。それに、撮影のタイミングを計っていると、と同時に見逃している「瞬間」があります。今回あらためて失敗したなぁと思うのは、あっち行ってバシャ、こっち行ってバシャ、と面白がってあちこち撮りまくっていたわりに、「箱根」という場所がどういうところだったのか、さほど印象に残っていないことです。いつか写真を見ながら「あの時は楽しかったねー」なんて話をする日がくるのかもしれない。でもきっと、あの日の空の色までは覚えていないかもしれない。一体何を見てきたんだか。もっとゆっくり、丁寧に。二人の時間を見てくれば良かった。
●もっと、この目と記憶の襞を信じてもいいんじゃないか。五感で感じたことは、きっと忘れない。もし、忘れてしまったとしても、それはそれでいい。決して悲しいことではない。と思う。ブログを始めたことをきっかけに写真を撮りだして、それがいつしか大切な時間にまではみ出している気がする。記憶と記録のバランス、もっと大切にしないと。
だけど近くにあるんだよ。
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。
Chibi-log
どっちが先に着くか競走だ。

ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。
Recent Comments
Categories
Archives
- 2010年7月 (5)
- 2010年6月 (2)
- 2010年5月 (3)
- 2010年4月 (6)
- 2010年3月 (7)
- 2009年7月 (1)
- 2009年6月 (4)
- 2009年5月 (7)
- 2009年4月 (9)
- 2009年3月 (5)
- 2009年2月 (12)
- 2009年1月 (4)
- 2008年12月 (4)
- 2008年11月 (5)
- 2008年10月 (5)
- 2008年9月 (1)
- 2008年8月 (7)
- 2008年7月 (6)
- 2008年6月 (12)
- 2008年5月 (16)
- 2008年4月 (11)
- 2008年3月 (5)
- 2008年2月 (8)
- 2008年1月 (6)
- 2007年12月 (15)
- 2007年11月 (14)
- 2007年10月 (14)
- 2007年9月 (14)
- 2007年8月 (14)
- 2007年7月 (17)
- 2007年6月 (14)
- 2007年5月 (14)
- 2007年4月 (22)



昼休みにこんにちは。
ハリーさんって、こういうことをまるで呼吸するように自然に想えちゃえる方なんですね。今年の始めに「毎日を丁寧に」と書かれていましたけど、その意味がはっきりわかるこの記事を読ませていただいて、なんだかとても温かい気持ちになりました。
俺にもこんなふうに想ってくれる人がいたらいいんだけどなー(笑)。
● re:えるさん。
なんと言うか…、
逆光にならないようにポジションを探したり、あー今ヘンな顔だったかたもう1枚、とか、他の人が立ち去るまでひたすらいいタイミングをうかがうとか。そんなことで時間がどんどん潰れていって、しかも見るとこちゃんと見きれずに帰ってくるっていうのが…なんだかボタンをかけ違えてるような気がしてですね。ホントにそんなことしに行ったんだっけ?っていう「反省」です(苦笑)。
>俺にもこんなふうに想ってくれる人がいたらいいんだけどなー(笑)。
面倒くさいとこもあると思いますけどね(汗)。