君は天然職。③
●僕は高2で「広告制作の仕事をする」と決めて、以後ブレることなく今に至るという感じです。早く立派なクリエイターになりたいと思っていたので、高校を卒業してからすぐに社会に飛び込むことにも抵抗が無かったどころか、それはもううれしくてうれしくて。見事に何にも考えずに飛び込んじゃったのでね、その後が本当に大変でしたが(苦笑)。
一方、仲の良かった同級生は、なんとか合格した滑り止めの大学へ進学することに。そんなさぁ、行きたくもない大学に行って将来どうすんのよ?という僕の問いに、彼の返事は「まぁ4年間あるんだし。その間に考えればいいよ」でした。へー。自分の将来を考えるのに、4年も必要なんだ。ほんの少し嫌味混じりで突っ込んだものの、「お前もさ、もうちょっ利口だったら良かったな。すぐ仕事することも無ぇだろうに」と逆に返され、しばしの沈黙。そして、爆笑。どっちもバカだよなー。そう言いながら卒業証書の筒でフェンシングをしながら帰った卒業式も、気づけばかれこれ20年も前の話になります。
●先週火曜の日経新聞夕刊に、こんな記事が載っていました。
来年の春に卒業する大学生向け採用活動は、早々とピークが過ぎた感があります。この年末年始、僕の仕事が死ぬほど忙しかったのはこの09年採用が一斉にオープンしたからで、それもほぼ終息に近づいてきました。で、新聞の記事によると、売り手市場の中で既に数社から内々定をもらいながらも、この期に及んで「就職できるのはわかったけど、入りたい会社がわからない」と迷走する学生が多いのだとか。自分が一体何をやりたいのかわからないまま、とりあえずゲーム感覚で選考をクリアしてきた学生が増えているのだそうです。これは採用する側にとってはたまったものではありません。
●…とは言えないような一文を発見、
げっ。心当たり、ある(汗)。
09採用の仕事で一番多かったのはこの「かっこよくして」という発注でしたよ、そういえば。仕事の魅力的なところや実は厳しい職場環境、そういうものを全部ひっくるめて学生に伝え、心構えを持ち集まった中から精鋭を選ぶというのが本来の採用活動だと思うのだけれど、ここ最近は「とにかくどんなのでもいいから人を集めて、その中から選びたい」という会社が増えてるんです。そんなんじゃダメだろ、って思うんだけどね。昔みたいに自分で取材に行って、お偉いさん相手にまるで捻じ伏せるようなプレゼン(昔は自分の正義で突っ走ってた(苦笑))をできる環境にないので、今は「かっこいいの作ってー」と言われれば大人しくそうするしかない、しがないただの出入り業者なのよね…。苦しいなぁ、こういう記事を読んじゃうと。
じゃあ、僕のあの同級生はどうだったのかと言うと…。
大学を卒業して普通に就職したものの、2年で辞めてなぜか水泳のインストラクターに転身。で、今では埼玉でラーメン屋のオヤジやってます(笑)。もちろんいろんな葛藤を経てのことなんだろうけど、嬉々としてラーメンの新メニューを考える彼の姿はカッコイイです。結局ね、遠い将来のことを考えて計画的に動こうとしなくても、その時そうしたいと思った自分の衝動だけでも人は生きていけるんだな、ってことなのかもしれない。可哀想なのは、それが何なのかわからず、ヒヨコのようにオロオロしている大学生が多いということ。出来そう出来なさそうではなく、今、やりたいことは何?早くそれが見つかるといいね。
それから、覚悟を決めて飛び込む勇気も。
だけど近くにあるんだよ。
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。
Chibi-log
どっちが先に着くか競走だ。

ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。
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正直耳に痛い話ですね。
「やりたいことは何だ?」と言われて、やりたくないことしか思い浮かばない。
そんな高校生であり、大学生であった僕です。
色々迷走した末に今があり、そしてまだ迷っている段階ですが。
「大学でやりたいことを見つける」なんてことを志望理由にあげる受験生もいるけど、
高校3年間で見つからなかったものが大学で見つかるとも限らないよって思う。自分がそうだったから。
そもそも自分がやりたいことが、仕事に結びつくかどうかもわからない。
結局それぞれ生き方があって、迷ったり悩んだり苦しんだりしながら自分の生き方を模索していくしかないと思う。
そうした中で、自分の生きる道が見つかっていくんだろうから。
● re:Kazuccineくん。
一番可哀想だなと思うのは、何をしたいのか悩んでるってのを通り越して、悩んでることに悩んでる人が多いってことだなぁ。当然出口が見つかるはずもなくて、それで就活も途中で止めちゃう大学生が増えてるらしいよ。
そればっかりは自分でなんとかしてもらわなくちゃいけない話だと思うんだけど、ひとつ、社会に出てからやりたいことを探すってのも全然ありだと思うんだよね。会社研究だけでは見えなかったこととか、たくさんあると思うし。
ただそういうことも出来なくて、それで卒業後ニートとかになっちゃう子も増えてるんでしょ。もうちょっとさ、自分に「欲」みたいなものを持ってもいいと思うんだけど。
>迷ったり悩んだり苦しんだりしながら自分の生き方を模索していくしかない
だよね。諦めたら何も始まらないもの。困って立ち止まっているなりに、そこはポジティブでいて欲しいな。