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2008年6月20日 15:44

子供のいる風景。【2】

2008:06:20:15:44:11

何?

夕食時、ブランドンと話をすると彼はいつも口にいっぱい詰め込んだまま喋るので、何を言ってんのかわからないことが多い。
もう1度言ってよ、“競歩はどこに待ったよ”って意味が全然わかんないよ。
モゴモゴと口を動かして、半分くらい飲み込んで彼が言い直します。

「今日もあの子と会ったよ」。

なんだ、そう言ってたのね。それにしてもまたよく会うよね、あの子と。

上の階に住んでいる、小学校1、2年生くらいの男の子。臆することなくブランドンに話しかけてくる元気な子で、初めてエレベーターの中で会った時にもいきなり「どこの国の人ぉー?アメリカぁー?北極ぅー?」と聞いてきたと言います。朝の出勤時に会うことが多くて、電車の時間に間に合うようにパパっと駅へ行きたいのに、カバン持たせてぇー、中に何入ってんのぉー、となかなか彼を解放してくれないそうで。最近は通学路をまるで止まってしまうんじゃないかと思うほどのカメのスピードで歩いてたり、水溜りの周りをグルグルまわっていたりしているところに遭遇してしまって、「なんかちょっとかわってる子なんだよね」って話はよく聞いていたのだけれど、ふーん、今日も会ったんだ。で、今日は何やってたの?
「道端にしゃがみこんでさ、傘で土を掘って草をむしってたよ」
あらら。で、見つかってまた話かけられたわけだ。大変だったね。
昔からそうなのだけれど、ブランドンは子供と打ち解けるのがとても早い。というか子供のほうから寄ってくることが多くて、子供に英語を教えるアルバイトをしていた時など、なかなか子供が離してくれないものだから「時間オーバーしちゃうのはいいんだけど、バイト代上げてくれないかなぁ」と苦笑いしていたほどでした。見ていると、彼は子供の扱いがものすごく上手。喜ばせ方とか、その気にさせるテンションの上げ方とか、かと言って好き勝手やらせないブレーキのかけ方とか。あれはきっと、頭で考えたテクニックとかじゃないんだろうな。なにかこう、自然と身についた彼なりの空気の作り方、みたいな。彼にはひとまわりほど歳の離れた弟がいて、子供の頃、ベビーカーを大暴走させて弟を喜ばせたり(母親には怒られた)、共働きの両親のかわりに幼稚園へ迎えに行って、弟にいろんな話を聞かせながら帰ってきたり、っていう思い出話を聞くたびに、あぁその延長線が今の彼なんだぁってしみじみ思うわけです。

その点、僕は全然ダメで。一人っ子ってのが関係あるのか無いのかわからないけれど、子供がちょっと苦手。苦手と言ってもイコール嫌いって話でもなくて、見れば可愛いと思うし笑い声とか聞くとこっちまで楽しくなっちゃうけれど、んー、どう接していいものかわからないと言うか。今まで、身の回りに赤ちゃんや子供がいたためしが無いので、その扱い方がわからないんです。どことなく大人目線で接してしまう、ガチガチに大人対子供の関係を作ってしまう、そんな感じ。ダメなんだよなぁ、こっちがすっかり緊張しちゃって。

ところで、あの子は草をむしって何をしてたんだろう。
「学校が嫌いなんだって」。
イジメられてるとか?いや、そうじゃなくて勉強が嫌いなんだってさ、数がよくわかんないって。あぁそれで毎朝ノロノロ歩いてたんだ、で? 好きなのは体育って言うから、今日は無いのか聞いたら「ある」って言うし、じゃぁ良かったじゃん、急いで行かないと算数の時間が増えちゃうかもよぉ、って言ったら「やばい!」って言って張り切って走ってっちゃったよ。
んー。さすがだね。

こういうことをしたいわけでは無いのだけれど…。

子供欲しいって思ったことある?
ブランドンに聞いてみると、答えは予想通り「あるよ」。知りたいことやこの世界のことを全部教えてあげたい、ってそれはまたずいぶん壮大な話だこと。僕?うー…、どうだろ。居たら居たでいいけど、あんまり自信無いな。
「大丈夫、優しい、いい親になると思うよ。」
そうだろうか。
僕は父親が30歳の時の子で、それで言うと今年38歳になった僕には、学校が嫌いなあの子くらいの子供がいても全然おかしくないわけで。一体どんな親になるのかなぁ。と手の届かない想像が頭の中をグルグルと駆け巡ります。

しかしまぁ、走って玄関を飛び出していったわりに、よくあの子と話をしてる時間があったね。
「だから遅刻しちゃったよ」。
そうなんだ(苦笑)。

シアワセは、歩いて来ない。
だけど近くにあるんだよ。
ハリーのしっぽ Author:ハリー
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。

Chibi-log

2010年7月26日 18:51

どっちが先に着くか競走だ。


ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。

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↓あの曲がなんでこんなアレンジに!?と毎週流れるテーマ曲目当てに見てたわけだけど、もしかしてあれ、実は面白かったんじゃないか?と今にして思うドラマ。DVDになってないのね。そうなると、ますますもう一度見たくなる。若かったなぁ、メロリンQ。

幕末高校生(1993)

Twilight In Upper West(T-SQUARE)

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