ハリーのしっぽ > 子供のいる風景 >

2008年6月23日 13:40

子供のいる風景。【3】

2008:06:23:13:40:14

家族が欲しい。それありきで将来を考えたってことは、これまであまり無かったような。そういうことより、僕にとって必要だったのは大切なパートナーがいるということで、彼と出会い、同じ時間を過ごし、共に暮らし、やがていつしか家族のような感じになっていった、とまぁそんな流れで現在に至ります。ただ家族とは何ぞや?と思い辞書で調べると「親子・兄弟・夫婦などの関係で結ばれ、生活を共にする人々」とあって、そういう意味でいうと僕らは家族では無いわけで。自分達がそう思えばそれでいいんだ、と思うものの、同じゲイからも僕らのような生活を「家族ごっこ」と表現される向きもあって、誰に気を使ってるわけではないにしても「もう長いこと一緒にいるから、家族みたいなもんだよねー」などと緩い表現でしか自分達を言い表せないもどかしさもあります。いつまでも区切りがつかないこんな浮遊感が、たまらなく空しく感じる時があります。

あーなたーのお名前なーんてーの?1ヶ月ほど前のことだったか。新宿のタワーレコードで洋雑誌をパラパラと見ていたら、横でブランドンが「あ、これデミ・ムーアの旦那だよね?」と指差す雑誌が。ん?と目をやるとそれは若い男の表紙で、えっ!デミ・ムーアってこんな若い男と再婚したの!?って言うかなんでそんなこと知ってんの?えーっずいぶん前の話だけど、みたいなやり取りがあって。その雑誌を手に取りまたパラパラと眺めていると、ファッション系のページで横からストップをかけられ「たまにはさぁ、こういうちゃんとした服も買ってみたら?」と言われ、…返す言葉も無いのではいはいわかりましたと、参考のためその雑誌を買って帰りました。
帰ってきてその雑誌を眺めていると、あら気付かなかった、こんなのが載ってたのね、とファッションページが一気に吹っ飛んでしまう記事を見つけまして。

うわぁ、ここには3人も子供がいるよ。

子供を持ちたいと思うゲイが増えているんだそうです。で、実際に行動に移しているゲイも増えているんだとかで。
まぁここまでは今までもあった話で、べつにこれに驚いたりはしなかったのだけれど、それはもうゲイだとかそうじゃないとか関係ないんじゃないの?って思ってしまう話があって、頭の中を整理するのに結構時間がかかりました。
家族が欲しい。そう思った時に、パートナーではなく「子供」を欲しがる人がいるんだそうです。自分の子供が欲しい。自分一人でも育てたい。そのために代理母の需要(っていう表現がいいのかどうかわからないけれど)も増えているんだとかで。わぁ…、そんな発想、全然無かったかも。よく「子供は欲しいけど旦那はいらない」って言う女性の話は聞くけど、そういう発想が男性にもあるわけか。これ、一種のカルチャーショック。それとも僕が無神経なだけだったんだろうか。
恐らく、そこでは大金が動き、欲しいってだけで生命をそんなふうに…、みたいな倫理的な面で批判もあるんだと思います。そうやって生まれた子供が幸せになるのなら、それでいいじゃない。って話もあるんでしょう。僕は正直、どっちつかずな感じかな。どっちもわかる。どっちかにしろよ、って言われれば、んー、ゲイの肩を持つ格好にはなるかな、とは思うけれど。一応、自分のための道も開いてはおきたいから。

しかしまぁ。ちょっと次元の違う話になるけれど、勇気あるよ、そうやって子供を持つ人は。先のことを考えたら、不安になること多いもの。子供が大きくなって、まわりの親と自分の親の状況が違うことに気付いた時、僕はそれをどう説明してどう納得させてあげられるのか。しっかり守ってあげられるのか。強く優しく育てられるのか。考え出したらキリが無い。雲をつかむような話。
一方で「家族です」って胸張って言えるのは、うらやましくもあり。

子供の頃、父親が目が悪いことを100%理解しつつ「どうしてお父さんは、みんなのお父さんみたいにキャッチボールをしてくれないの?」と、ちょっとした怒りをぶつけたことがあります。そんなことを言ってしまったことに僕自身大きく傷ついていて、実はそれ、今でも時々思い出しては胸が苦しくなったりするのだけれど、あの時黙って話を聞いていた父はそれ以上にどんな思いでいたのか。それと同じ状況が自分にも降りかかってきた時、果たして僕はどこまで踏ん張っていられるのか。

あー、難しいね。

ま、親は、生まれた時から親だったわけじゃないし。子供を持って、初めて親になるわけで。いろんな失敗もあって、そしてだんだん親になっていくものだとすれば、まだ何も起こっていないこの状況で怖がることもないのかもしれないし。


なんだか…取り留めなくキモチが揺れてるなぁ。
やっぱりどこかで「子供が欲しい」って思ってるとこあるのかなぁ。

シアワセは、歩いて来ない。
だけど近くにあるんだよ。
ハリーのしっぽ Author:ハリー
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。

Chibi-log

2010年7月26日 18:51

どっちが先に着くか競走だ。


ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。

Recent Comments

Feeds


qrcode

Favorite

愛は人にも、地球にも。

まずは、出来ることから。



↓あの曲がなんでこんなアレンジに!?と毎週流れるテーマ曲目当てに見てたわけだけど、もしかしてあれ、実は面白かったんじゃないか?と今にして思うドラマ。DVDになってないのね。そうなると、ますますもう一度見たくなる。若かったなぁ、メロリンQ。

幕末高校生(1993)

Twilight In Upper West(T-SQUARE)

Powered by
Movable Type 4.25