子供のいる風景。【4】
●「あたしさぁ、生まれて初めて海外一人旅してきたわよ!」と女友達。
どこよ?えっドイツ!?ドイツ語なんて全然喋れないくせによく行ってきたね!?
「英語もほとんど通じないのよ。ガイドブック片手に行ったはいいけど、もう不安で不安で。赤くなったり青くなったりしながら身振り手振りでよく4泊も過ごしたわ、って自分でも感心しちゃったわよ。」
は?全然ドイツ語を喋らずに?全然!?
「ホテルを出る時にさぁ、フロントの兄ちゃんに“サヨナラ!”って言われたの。それ聞いたらもう腰抜けそうなほどうれしくなって思わずあたし、“だんけしぇ~ん(泣)”って。ドイツ語喋ったのって、後にも先にもそれだけよ」。
よくぞそれで無事に帰ってきましたよ。エライっ。
「Papas」(2001)。ゲイのカップルが子供を育てる様子を追った短編ドキュメンタリー、らしい、ってこと以外に何の前情報も無いまま見たわけですが。まず、字幕が無い。日本語どころか英語の字幕すらありません。うわ、わっかんねーよこれ。喋っているのを聞いたところで手がかりになりそうな単語すら探し出せず、仕方無いので…子供がいるゲイカップルのお宅の様子を勝手な解釈で楽しむことに(苦笑)。

●子供が二人いるね。きっと、それぞれの種を使って一人づつ作ったんじゃないの?インタビューでは「いやぁ、どっちの子を最初に作るかかなり迷ったんだよねー」みたいなこと言ってたりして。それにしても兄弟がやたら似てるような感じだけど、お母さんが一緒ってことなんだろうか。(←あくまでも全部勝手な想像。) やっぱり子供は可愛いなぁ。

●子供と一緒にいるシーンがたくさんあって、っていうかそういう映画なんだから当たり前なのだけれど、父親同士の家事分担とかも含め「あぁ、子供のいる家庭ってのはこんな感じで1日がまわっていくんだなぁ」なんて興味深く見ちゃいました。それと、ゲイが子供を持つというのはどういうことなのか、ってことを、普通の生活からにじみ出てくる空気みたいなもので再認識。ゲイの場合、デキちゃったからとか自然の流れで、ってことで子供を授かることはありません。(よね?) 欲しくて欲しくて、と熱望されて、いろんな壁を乗り越えて迎え入れられた命は、こうやって大切に育てられるんだなぁ、ということを、ごくごく当たり前の風景、買い物をしていたり一緒に絵を描いたり体を動かしていたりする、そんな様子からジワジワっと感じました。甘やかしてるのとは違う、子育てへの責任、みたいなものを。
まぁ、今はまだ小さい子供だからね。これが大きくなって子供たちが社会ともっと関わるようになった時、この子たちは、そして親たちはどうなっていくのか。続きが気になる作品でした。

最後のほうに、なんだか妙なシーンが。同じシーンを何度か撮りなおしている様子というか、どうもNGカットらしいシーンが挿入されているんです。で、最後の最後、エンドクレジットを見ていて「あらっ?」っと思ったこと。

なんか…おかしくない?役名みたいなのがあるんだけど。
調べてみたらこれ、どうやらドキュメンタリー風に作った「フィクション」っぽい雰囲気。出てる人の名前で検索してみたら、どうもドイツの俳優さんのようだし。
なにぃ!?
なーんか騙されたような気になっちゃうんですが、それとも一瞬でも夢を見せてもらって感謝するところ?
んー…。
子供が犠牲になる悲しい事件・事故が起こった時、街頭インタビューで「うちにも子供がいるので、気持ちがよーくわかります」と神妙に語る人をよく見ます。それを見るたびに「子供がいなくたってそんなのわかるわい!」と思っていたのだけれど、でも、もしかしたら子供がいないとわからないことって本当にあるのかもしれない、そんなふうなことも漠然と感じ始めている今日この頃です。勉強勉強って言う親にはなりたかないね、とか思っていても実際はどうなるかわからないし、小学生に携帯?そんなの100年早いわ!なーんて言っていても、いざ小学生の子供を持ったら心配で真っ先に持たせちゃったりするかもしれないし。
現実で考えると、僕が子供を持つということは、果てしなく手の届かない世界の話。親になった人にしかわからない親心というものがあるとするならば、きっとそれもわからず終いかぁ。
…いつもなら、考えても無駄なことならスパっと切っちゃうはずなのに、おかしいな、なんでこんなにいつまでも引っ張ってるんだろ?んー、おかしい。
だけど近くにあるんだよ。
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。
Chibi-log
どっちが先に着くか競走だ。

ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。
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ここ http://www.imdb.com/title/tt0376817/ で調べてみたら、一応登録はされているものの詳しい情報は無いね。
俺が思うに、このお父さん二人のうちの一人が俳優さんで、そのパートナーさんと子供たちなんじゃないのかな。俳優さんMartin Clugeというのが芸名でMatthias Denfeldが本名なんじゃない?それで子供たちは実の兄弟でこのお父さん達が養子にとったみたいな感じの書き方をしてるよ。ジャンルはドキュメンタリーになってるから、演技半分、ドキュメンタリー半分なのかもね。
きっと今、「家族」がハリーさんの中の最大のテーマなんでしょうね。
私も最近、自分自身のことも含めて結婚についてよく考えます。
外務省で働く友人が最近結婚したんですが、同じように外交官見習いの奥さんとは任地の関係で新婚1ヶ月にしてこれから最低2年間は別居、それも英国←→ロシア連邦のどこかという遠距離。まだ20代半ばの二人。う~ん、結婚ってなんだろう。
それはそうと、ハリーさんの日記を読んで興味を持って色々探していて見つけたのがこのアメリカのゲイカップルの例↓でも、もうとっくにご存知かも?
http://jp.youtube.com/watch?v=7sfr3Nr9Jyc
なかなかgood lookingでかつリッチな絵になる二人+めちゃ可愛い双子の赤ちゃん。ある種のアメリカンドリーム?
でも、このルポの軽~い撮り方のせいでしょうか、かえって考えさせられてしまった部分もあります。
代理母の心理とか(ビジネスとはいえ結構つらいはず)、友だちの反応とか。
● re:龍児さん。
よくわかりもしない映画を見んなよ、って言うか何もわかんないままブログに書くなよって感じですね(汗)。一応調べてみたりはしたんですけどね。ホントに情報が無いんです。
>演技半分、ドキュメンタリー半分なのかもね。
そのサイトを見たら「Mockumentary」って書いてあるので、んー、龍児さんの読みは正しいかも。いや何が信じられないって、子供たちの親へのなつき方がどうみても本物なんですね。これで全部演技だったらひっくり返ってしまいます。
全然関係無い話ですけど、この家族、途中でIKEAで家具を買って組み立ててるシーンがあって、それを見て誰かさんのこと思い出しちゃいました。この二人は一緒に仲良く組み立ててましたが。
● re:Yuyuさん。
>きっと今、「家族」がハリーさんの中の最大のテーマなんでしょうね。
自分は絶対に一人で生きていくのは無理。そう思っていろいろ山越え谷越えやってきて、その延長線上が今の生活なので、結構「永遠のテーマ」めいたところはあります。ただ、そこで子供がどうこうということを考えたことが無かったので、(まぁゲイである自分にはそういうカードを切ることが無いだろうから、と諦めていた部分もあったのですが)ここへ来て急に子供の話が身の回りで湧き出てきて、なんだか単純にその気になり始めている自分に戸惑っているという感じでしょうか。
>まだ20代半ばの二人。う~ん、結婚ってなんだろう。
結婚と一言で言っても、やっぱり人それぞれで本人同士しかわからないものなんでしょうけど、なんだかそういう話を聞いちゃうと考えてしまいますね。結婚の意味みたいなものとか。
紹介いただいた動画、見てみました。はっきり言って、見た目から生活レベルから、まったく手が届きません(笑)。お金があると何でも出来ちゃうのねー、と見せ付けられた感じです。
代理母の話とかは、先日の雑誌の記事を読んだ時に僕も思いました。お金ではなんとかなっても、そういう気持ちの部分はどうなのかなぁって。産ませるほうとしても。なんだか…産む機械じゃないですが、何かこうビジネスちっくに子供を授かってその時僕は素直に喜べるのかどうか、微妙です。