最悪な土曜日。
●お互いに論点がズレたまま言い争いを続けるので、その着地点を見つけられずにズルズルと険悪な空気を引っ張ってしまう傾向にある我が家のひと悶着。たぶん、これはお国柄の違いというよりも、ただの個体差からくる単純な視点の違いなんだと思うのだけれど。
久しぶりの言い争いでした。お互いに「何言ってんの?(怒)」状態で、もはやこれまでか、と。って言うかそういうことを実際に僕が切り出したことで、まぁ彼も冷静になって事態は収束へ向かったわけですが。
●土曜の昼下がり、ラーメンを食べに二人で向かった高円寺の町中で、ブランドンがヤク中らしき男にからまれました。歳は…40代後半くらいなのかな、林家ペーを思いっきりキツい顔にしたようなロッカーもしくはヘヴィメタ崩れの格好をした男。一緒にいた30代前半の女性(たぶん彼女)を怒鳴りつけ、顔を殴るわ持っていた携帯を壊すわで周囲の人は近づかないようにしていたのだけれど、その男が急に標的をブランドンに変え、彼の胸にベッタリと顔をつけて「おう、何しに来たんだ?遊びに来たのか?」とスゴんできたんです。ブランドンは立ち止まってその男を見下ろして睨みつけると、男はさらに「何しに来た?って聞いてんだろぉが!」と声を荒げて、ブランドンの胸ぐらをつかみ、殴りかかってきました。そのまま黙って殴られるような体ではないので、それ以上のパワーでその男の胸ぐらをつかみ返し、押し倒すカタチでブランドンは応戦。半分崩れかかった男はさらにキレてブランドンに向かって暴れだし、それを僕とその男の彼女とでなんとか引き離したわけですが、立ち去る僕らに向かってさらに「パスポート出せ!」「出てけコノヤロー!」と騒ぎ、どうやらその後も近くの店に入って暴れたり騒いだりしていたようです。●そんなこんなで食欲も無くなり、結局何も食べずに高円寺を後にしたわけですが、そこから始まったのが今度は僕とブランドンの言い争いでした。もちろん被害者はブランドンで、それを責めるつもりは全く無いのだけれど、僕が怒ったのはその前後の話。実は、ラーメン屋へ行く途中、道の向こうで騒いでる男が見えたので、僕は危ないから違う道を行こうって言ったんです。が、「大丈夫だよ」って聞く耳を持たないまま進んで、その結果が前述の通り。さらには、やっと男から離れたというのに、急いで立ち去るでもなく普通に、むしろそれよりもゆっくりと歩いて、いつ追ってくるかもわからない男から逃げるでもなく平静を装っている姿が僕には信じられなくて。どういうつもりだよ?と怒る僕でしたが、今度はそれが彼にとって信じられないことだったようで、「僕は悪くないのに、なんでキミは僕に怒るんだよ!」と反発し、まぁその後も沈黙とやり合いを繰り返しながらお互いにムカムカした夜を迎えることになってしまいました。
「僕は正しい」。それがブランドンの主張。
それはそうで、だから彼なりの理屈があってあの行動になる、ってのも理解は出来るんです。
後から追ってこられようが、悪いのはむこうだから自分は受けて立つ。
すごく、彼らしい。
だけど僕がわかってほしいのは、ブランドンが正しい正しくないの話ではなくて、どうして「危ないか危なくないか」で考えられないのかなぁ、ってこと。何かがあってからでは遅いから、そうならないようにどうして気をつけられないの?ってこと。
「だって、悪くないのになんで逃げなくちゃいけない?」
だからそういうことじゃなくて…。
で、もはやこれまでか、と。
今や、誰でも良かったという理由で簡単に殺されてしまう時代。そんな中にわざわざ自分から飛び込んでいって、「僕は悪くない」って言いながら死んでいったらいいよ。でもその時そこに僕はいないからね。そんなことになるくらいだったら、もう、いい。
【蛇足。】
ブランドンとあの男のつかみ合いを止める時、僕の足はガタガタと震えていました。怖かった。周りにはその様子を立ち止まって見ている人がたくさんいて、そんな黙って見てないで助けてくれてもいいのに、とか思いつつ、もし自分だったらと考えると、やっぱり止めに入る勇気はないし、きっと止めに入ろうとするブランドンのことも引き止めるだろうな、なんてことを考えてしまいました。
ただ、そういう状況の中で、携帯で写真を撮ってる人。
そういう人の気が知れません。
だけど近くにあるんだよ。
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。
Chibi-log
どっちが先に着くか競走だ。

ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。
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そういう人たちって人にカランで喜びをかんじるオカシイ人たちだから、逃げるが勝ちってことじゃないかな。自分の愛する人が傷つけられたらって考えるとぞっとする。「そんたなオカスネー奴にかもうな」北国からのメッセージです。
テレビの中の出来事だけで
済んでいればいいのですが
確かに自分の身近で起こると怖いし
僕もきっと見て見ぬふりをすると思います
つい最近毎月通っている八王子の
本屋の事件が有ったせいで実感させられました
今時は歩いている人みんなが
報道カメラマンなんですね…
色々あって別れてしまったのですが、元パートナーは警察官でした。職業柄というか、その職業に就いただけあって正義感が強く、非番でもよく喧嘩の仲裁に入ったりしていました。ある時など、とても治安の悪い地域で襲われかかっていた女性をかばって援護もない中その悪い男をやっつけた武勇伝を鼻高々に語られました。「かっこい~」と思わせたかったのでしょうが、私はいつか起こり得る最悪の結果を想像して恐怖するばかりでした。
というわけで、ハリーさんの心中お察しします。それに論点がずれたまま言い争うのって疲れるし悲しいですよね。なにはともあれ、無事でよかったです。それに仲直りできたことも!だってこのblogでハリーさんとブランドンさんの愉快な毎日を垣間見てニヤニヤするのが大好きですから。
僕が今まで住んできた場所でも今住んでいる所でも、何かあってからでは遅いとか、ある意味避けようがないというような怖い事件が結構あります。もういちいちニュースとかには出てこないんですよね。
とても安全だと思っていた日本から外に出て、何度もしつこいぐらいにうちのパートナーに言われ続けてようやくそういう危険とも隣り合わせなんだと認識するようになりましたが、今の日本も避けられないような事件が結構起こっているようでとても怖いです。
言い争い、僕らも時々あります。ほとんどの場合が論点がずれているように思います。僕もいつも文化的な違いなのか、根本が違うのか、といつも思ったりしますが、お互い分かり合えるように時間をかけます。
でもそうやって相手のことがよりわかるようになって、自分の事もわかってもらえるようになるので、僕はハリーさんとブランドンさんの言い争いは、そういう意味でよかったんじゃないかなと思います。僕も自分のパートナーがそんなことに巻き込まれてどうにかなってしまったらと思うと、考えただけでどうしようもなくなってしまいます。
● re:Redwingsさん。
なんかねぇ…、挙動全てがラリルレロな感じの完全におかしい男で、見た目からしてもうヤバイんだからちょっとは考えろよ!って感じでした。ホント、目の前で何かあった時のことを考えると血の気がひきます。一昨日もナイフを振り回した女のニュースをやっていて、冷静には見ていられませんでした。
>「そんたなオカスネー奴にかもうな」
ですよね(笑)。でもそれ、ちょっと都会的な雰囲気が漂ってますね。うちのほうだと、「オガスネーやづ」。濁点三昧ですよ。
● re:台ちゃん。
>つい最近毎月通っている
だよね!?そっか、言われるまで全然気がつかなかった!うわぁ、もし偶然そこに居たらと思うと背筋が凍る。居なくて良かったねってのもヘンな話だけど、ホントに近くでそんなことがあるなんて、突然現実味を帯びてきて嫌な話だよね。
もし自分がそういう場に居たら、彼には逃げろとか言いつつも、僕はひょっとして逃げるどころか何も考えずに助けに入るタイプなんじゃないか?って思ってたんだけど、やっぱりそんなことは無いみたい。って言うか、足が動かなくなってしまって逃げることも出来ないかもしれない。んー、こんなこと考えなくちゃいけないなんて、今の日本はひどい状態なんだなぁ。
>報道カメラマンなんですね…
人としてどうよ、って感じ。秋葉原の時も結構いたらしいね、そういう人。意味がわかんない。
● re:Yuyuさん。
世の中にはそういう正義感の強い人が必要だと思うものの、やっぱり一緒にいる身としては心落ち着かないというか、いつも気が気ではない状態が続きますよね。相手を心配しつつ、自分も強く保ちつつ、というのはかなりキツそう。すごく理解できます。ブランドンにもわりと正義スイッチがあるほうなので、まぁそこがいいとこでもあるものの、お願いだからヘンなことに巻き込まれないでね、って本気でお願いするようになってしまいました。昨日も近所で男性が胸を刺される事件があったばかりで、帰ってくるまで心配です。
>論点がずれたまま言い争うのって疲れるし悲しいですよね。
どうでもいい話だったら「あ、ズレてるな」って思ってすぐに終わらせるんですけど、今回のは次元が全く違うのでお互いに白熱しちゃいました。問題が解決してしまえばすぐに元に戻れる二人なので、大丈夫です(笑)。
● re:あおさん。
欧米化って言葉があるけど、だんだん日本もそんな感じになってきましたよ。内容的には全然違うんですけどね。誰でもよかった、とか、一緒に死ぬ道連れが欲しかった、とか、親とうまくいってないからとか家族がどうした友達がどうしたとか、、、呆れる話ばっかり。そんな理由で突然刃物を振り回されたらたまったもんじゃありません。平気で銃が手に入る状況じゃないだけまだましかもしれませんが。
言い争い。やってる時はつらいんですが、でもまぁ相手が嫌いでやってるわけでも無駄に罵り合ってるわけでもないので、それが原因でどうこうってことは無いんです。無いですよね?僕らはずいぶん長いこと一緒にいるけれど、でもまだ未だに謎な部分があったりして、言わばそれを埋めるための方法の一つだったりするのかもしれません。お互いにそれはちゃんとわかっているので、なんとかいい着地点を見つけようと必死になってる感じでしょうかね。決して気分のいい空気ではないのは確かですが(笑)。
どっちの気持ちもなんだかわかっちゃうなあ・・・・と思いつつ読んじゃいました。
ブランドンの気持ちも、ハリーさんの気持ちもね。
ちなみにヘタレな僕には「すぐに警察へtel」という選択肢しかありません。
● re:Kazuccineくん。
危ないから、ってのもそうなんだけど、彼、外国人だし余計なトラブルに巻き込まれるようなことはしてほしくないのね。いろいろ面倒なこと多いから。自分自身のことを考えるのなら、正しいとかそうじゃないとか言うことじゃなくて、もうちょっと大人になって先々のことまで考えて行動してほしいんだよなー、ってくどくど言い続けて、やっとそれが伝わったみたいだからまぁ良かったけど…。
>「すぐに警察へtel」という選択肢
うん、そうだね、それが一番だと思う。
あー僕もそうすれば良かった。そんなこと考えてる余裕も無かったなぁ。