ハリーのしっぽ > 二人暮らしの方程式 >

2008年7月28日 14:32

最悪な土曜日。

2008:07:28:14:32:09

お互いに論点がズレたまま言い争いを続けるので、その着地点を見つけられずにズルズルと険悪な空気を引っ張ってしまう傾向にある我が家のひと悶着。たぶん、これはお国柄の違いというよりも、ただの個体差からくる単純な視点の違いなんだと思うのだけれど。

久しぶりの言い争いでした。お互いに「何言ってんの?(怒)」状態で、もはやこれまでか、と。って言うかそういうことを実際に僕が切り出したことで、まぁ彼も冷静になって事態は収束へ向かったわけですが。

土曜の昼下がり、ラーメンを食べに二人で向かった高円寺の町中で、ブランドンがヤク中らしき男にからまれました。歳は…40代後半くらいなのかな、林家ペーを思いっきりキツい顔にしたようなロッカーもしくはヘヴィメタ崩れの格好をした男。一緒にいた30代前半の女性(たぶん彼女)を怒鳴りつけ、顔を殴るわ持っていた携帯を壊すわで周囲の人は近づかないようにしていたのだけれど、その男が急に標的をブランドンに変え、彼の胸にベッタリと顔をつけて「おう、何しに来たんだ?遊びに来たのか?」とスゴんできたんです。ブランドンは立ち止まってその男を見下ろして睨みつけると、男はさらに「何しに来た?って聞いてんだろぉが!」と声を荒げて、ブランドンの胸ぐらをつかみ、殴りかかってきました。
そのまま黙って殴られるような体ではないので、それ以上のパワーでその男の胸ぐらをつかみ返し、押し倒すカタチでブランドンは応戦。半分崩れかかった男はさらにキレてブランドンに向かって暴れだし、それを僕とその男の彼女とでなんとか引き離したわけですが、立ち去る僕らに向かってさらに「パスポート出せ!」「出てけコノヤロー!」と騒ぎ、どうやらその後も近くの店に入って暴れたり騒いだりしていたようです。
そんなこんなで食欲も無くなり、結局何も食べずに高円寺を後にしたわけですが、そこから始まったのが今度は僕とブランドンの言い争いでした。もちろん被害者はブランドンで、それを責めるつもりは全く無いのだけれど、僕が怒ったのはその前後の話。実は、ラーメン屋へ行く途中、道の向こうで騒いでる男が見えたので、僕は危ないから違う道を行こうって言ったんです。が、「大丈夫だよ」って聞く耳を持たないまま進んで、その結果が前述の通り。さらには、やっと男から離れたというのに、急いで立ち去るでもなく普通に、むしろそれよりもゆっくりと歩いて、いつ追ってくるかもわからない男から逃げるでもなく平静を装っている姿が僕には信じられなくて。どういうつもりだよ?と怒る僕でしたが、今度はそれが彼にとって信じられないことだったようで、「僕は悪くないのに、なんでキミは僕に怒るんだよ!」と反発し、まぁその後も沈黙とやり合いを繰り返しながらお互いにムカムカした夜を迎えることになってしまいました。

「僕は正しい」。それがブランドンの主張。
それはそうで、だから彼なりの理屈があってあの行動になる、ってのも理解は出来るんです。

ヘンな男が前にいても、ここはみんなが通る道だから自分も通る。
後から追ってこられようが、悪いのはむこうだから自分は受けて立つ。

すごく、彼らしい。
だけど僕がわかってほしいのは、ブランドンが正しい正しくないの話ではなくて、どうして「危ないか危なくないか」で考えられないのかなぁ、ってこと。何かがあってからでは遅いから、そうならないようにどうして気をつけられないの?ってこと。

「だって、悪くないのになんで逃げなくちゃいけない?」

だからそういうことじゃなくて…。
で、もはやこれまでか、と。
今や、誰でも良かったという理由で簡単に殺されてしまう時代。そんな中にわざわざ自分から飛び込んでいって、「僕は悪くない」って言いながら死んでいったらいいよ。でもその時そこに僕はいないからね。そんなことになるくらいだったら、もう、いい。

あっ…。という彼の声が聞こえて、見たら顔面蒼白。事の重大さと言うか、やっと僕が言いたいことが通じたみたいでした。まぁ、その後はお互いに涙、涙の、って感じでまたいろいろあったわけですが(笑)、何はともあれ久々の言い争いは、無事、日付をまたぐこと無くその日のうちに解決。にしても最悪の土曜になってしまいました。何事も無く無事だったから良かったものの、あれで刃物とか持っていたらどうなってたんだろ?とか考えるとゾっとしてしまいます。なんだか…トラウマになりそう。あの男の顔、頭から離れないんだよね。




【蛇足。】
ブランドンとあの男のつかみ合いを止める時、僕の足はガタガタと震えていました。怖かった。周りにはその様子を立ち止まって見ている人がたくさんいて、そんな黙って見てないで助けてくれてもいいのに、とか思いつつ、もし自分だったらと考えると、やっぱり止めに入る勇気はないし、きっと止めに入ろうとするブランドンのことも引き止めるだろうな、なんてことを考えてしまいました。

ただ、そういう状況の中で、携帯で写真を撮ってる人。
そういう人の気が知れません。

シアワセは、歩いて来ない。
だけど近くにあるんだよ。
ハリーのしっぽ Author:ハリー
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。

Chibi-log

2010年7月26日 18:51

どっちが先に着くか競走だ。


ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。

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↓あの曲がなんでこんなアレンジに!?と毎週流れるテーマ曲目当てに見てたわけだけど、もしかしてあれ、実は面白かったんじゃないか?と今にして思うドラマ。DVDになってないのね。そうなると、ますますもう一度見たくなる。若かったなぁ、メロリンQ。

幕末高校生(1993)

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