ハリーのしっぽ > 二人暮らしの方程式 >

2008年11月 7日 18:32

池のように、川のように。

2008:11:07:18:32:06

「冬休みは北海道に行こうか?」と夏休みが終わった直後にブランドンが言ったことがきっかけで、今年の冬は念願の北海道旅行です!

...とはならないのが我が家の常識。行こうか?と言われてから、かれこれ3か月近く。全く旅行の計画を練る様子がありません。まぁそれはいつものことだし、今回もどうせそんなもんだろう、と僕もあてにせず放っておいたのだけれど。

テレビで札幌の初雪のニュースをやっていて、それを一緒に見ていても特に反応が無いので、さすがにそれはどうよと思ってチクリと言ってみたわけです。

「北海道に行こうとか言ってたけど、また言ってみただけだったみたいね」

って。すると返事は

「だねー(笑)」。

あっ今からまだ間に合うかな?とか、急いで調べてみようか?とかじゃなくて、一言「だねー」。全然行く気無し、か。じゃあまた冬休みが近づいてきたら、実家へ帰る新幹線の手配しとくよ...。

彼の性格は、例えるなら「池」みたいな感じ。ずっと同じところに留まって、今日が昨日と同じならそれで満足なタイプ。日照りで水かさが減ったら雨が降るのをジッと待ち、寒さで凍ってしまったらただひたすら春を待つ。嫌みたい、変化とか冒険とか。
一方の僕は、川かな。いつも広い海へ向かってまっすぐ流れていなくては不安で、途中でせき止められてしまった日には洪水になって氾濫しちゃう川。普段は穏やかに流れてるんだけどね。足止め食らわされた日には大変よ、みたいな。
静かに暮したいよね、という基本線は同じなのだけれど、そんな感じでお互い性格的に違う部分もあるので、時にはモメることも。と言っても池と川なので正面からぶつかることは無くて、川が池を一方的にワーっと土石流の如く呑み込んでしまうわけ。泣くまで許さないよ的な感じで。

...って、まぁわざわざこんなこと書いてるくらいだから、あったんだろうね、最近そういうことが(笑)。

いや、いいの、彼は彼のままで。マンションを買いました、って招かれた友達のパーティーから「すごい立派だったよ!」と喜んで帰ってきたり、生まれたばかりの友達の赤ちゃんを抱かせてもらって「すっごい可愛かったよ!」と自分のことのように嬉しそうに僕に話して聞かせたり。そういう優しいところが、とっても彼らしい。けれど、まわりがどんどん自分たちの生活を前に進めているのを、いつまでもそうやって立ち止まって見送ってて、それできみは何とも思わないの?40になっても50になっても、いつまでも大学生の延長線でいたいわけ?と懇々と説教すること約3時間(やな感じね)。最初は言ってる意味がわからなかったようだけど、40、50、と具体的な数字を出したあたりからハッと気づいたみたいで、でもあの大きな体からか細い声で「ゴメンね...」と言われると、僕のほうもなんだかそれ以上言葉が出なくなっちゃったりして。背中をそっと押してあげる程度じゃ押されてることにも気付かない人だから、意を決して雷を落とさないと伝わらない、ってのは事実なのだけれど。難しい。この手の話し合いは。

一応言っておくと、べつにマンション買えとか旅行連れてけとかそんな話をしたわけじゃないの。彼には彼の(仕事上の)目標があって、資格を取ると言っていろいろ教材を買ったりもしたのだけれど、なんだかそれもやってんだかやってないんだかって感じで。そうこうしてるうちに周りはどんどん会社辞めちゃって転職とかして、それ見て「おめでとー!」とか言ってる場合じゃないでしょ、的な話。やるって決めたんならちゃんとやりなさい、って完全に親目線な話だから、説教しながら自分でも「どうなんだ?」とか思ってたわけだけど(苦笑)、でもそんなことがあってまた一応火がついたみたいで、再び勉強を始めてセミナーとかにも通いだしたから...まぁ良かったのかな。で、あなたがセミナーに行ってる間に僕はこんな目にあってましたよ、というのが一連の流れでありました。
ちゃんと時間がある時に考えてやれば良かった。パソコン、やっと入れ替えました。と言っても仕事もしなくちゃいけないので、配線なんかもまだ暫定という状態で仕事環境が未だスッキリせず、という状態です。データの移行も全て終わったと言いつつも、とりあえず移しましたという感じで全然整理できてないし。どうしたもんかね。

さっき一瞬手が空いたので、じゃあ写真の整理でもしようかと、今まで撮りためた写真をフォルダ分けしていたら。なんだか懐かしい写真がいろいろ出てきました。で、そこに写っている彼は、どれも満面の笑顔で。あの時も、この時も、いつも笑ってる。二人で一緒に撮った写真なんて、何がそんなに楽しかったんだかクシャクシャになって笑ってる。僕はこんなに楽しそうに笑ってる人を、毎日、どれだけ大切にしてるんだろう。来週にはブランドンの誕生日が。この時期、僕は毎年忙しくて、プレゼントを渡すのが精いっぱいでお祝いらしいお祝いも出来ずにいる。あぁ、それなのにこんなに笑って、この人ってば。


なんて写真見て考えてる場合じゃないか。そろそろ本物の笑顔から「今から帰るよー」って電話がくる時間。疲れて帰ってくるんだ、玄関を明るくして待っていてあげよう。

いつも、何が楽しいんだかニコニコして帰ってきます。何かあったの?と聞いても「え?何も無いよ」。じゃあなんで笑ってんの?と聞いてみたら「ドアを開けて玄関が明るいとね、あぁ帰ってきたなぁ、って。いつもありがとね」。


今ここにある事実は、「僕らは二人の生活を守っている」ということ。
だったらまぁ、、、いいか。たとえそれが、亀の歩みでも。

ね。


お地蔵さんの話、本当は夏休み明けの帰省録でしたかったんだけど、忙しくなっちゃってお蔵入りになりました。残念。

シアワセは、歩いて来ない。
だけど近くにあるんだよ。
ハリーのしっぽ Author:ハリー
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。

Chibi-log

2010年7月26日 18:51

どっちが先に着くか競走だ。


ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。

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↓あの曲がなんでこんなアレンジに!?と毎週流れるテーマ曲目当てに見てたわけだけど、もしかしてあれ、実は面白かったんじゃないか?と今にして思うドラマ。DVDになってないのね。そうなると、ますますもう一度見たくなる。若かったなぁ、メロリンQ。

幕末高校生(1993)

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