ハリーのしっぽ > 帰省録 >

2009年1月20日 23:39

帰省録0812【1】:嵐はいつか去る。

2009:01:20:23:39:40

「さっきお母さんから“あの子大丈夫なの?”って聞かれたんだけど」
と、電気を消してさぁ寝ますよって時にブランドン。で、なんて答えたの?
「まだ大丈夫だと思う、って言っといた」
GJ。おやすみー。

##強風のため、これより先徐行運転で参ります~。
というアナウンスが流れる在来線の窓から見えるのは、粉雪が真横に、まるで流れ弾のようにビュンビュン通り過ぎる大荒れの空模様。電車、ひっくり返るかもね。なんてことを言うと「またまた大袈裟な」って感じだけれど、うちのほうでは実際に強風で電車がひっくり返ってニュースになったという前科があるので、マジで怖いのよ。
とりあえず今回はニュースになることもなく無事に到着したはいいけれど、ホームに降り立った途端よろけてしまうほどの大嵐。ブランドンを楯に、強風と轟音の中をワー!とかギャー!とか悲鳴をあげながらやっとの思いで実家の玄関までたどり着いたのでした。

たらいまぁ、、、とヘトヘト声で玄関を開けると、母親が「あんたちょっと、」と何か不安顔で立っていて。何よ?「何よじゃないわよ、今朝からこれ…」と母親が言いかけたところに、玄関に立ったままの僕らの後ろから「どもー!」とクロネコさん。「それはどこからっ!?」 って母さん何慌ててんのよ、着替えとか持ってくんの面倒だったから昨日送ったんだけど。ほらハンコハンコ、で、さっき何か言いかけてたようだけど。

「そうよ。今朝から“北海道からです”“長崎からです”“京都からです”ってバンバンあんた宛に荷物が来てんだけど、なんなのこれ」

あ、届いてた?あら良かった良かった、それ、カニとふぐと漬け物だよ。食べるでしょ?

「食べるでしょってったってあんた、、、」



で、冒頭の会話はその夜のもの。
仕事でのイライラが激しくなると、こうして見境無くいろいろ買い始める(しかも食べ物ばかり)のがお約束なので、そこをそれちゃんと「またあの子ってば」と察してくれる親心よ。うれしいね。でもって、いやホントにストレスMAXに達したらこんなもんじゃないよ、という振り幅の有りようを知っているブランドンのナイス・フォロー。ありがたいね。

そんなわけで歪な成り行きではあるものの、年末年始の食卓はこうして連日豪華なものになったのでした。


思い出したように撮ったふぐ写真。カニは撮るの忘れた。(興味無いのがバレバレ。。。)

が、しかし。
買ったはいいけど、はっきり言ってカニもふぐも何がそんなにウマいんだかさーっぱりわからんのよね。カニ味噌美味い~、とか言ってるのを見てもなんだか…泥食べてるようにしか見えないし(100%食わず嫌い)、ふぐったってねぇ、、、平目じゃ駄目なのかしら?みたいな。なので、こんな貧相な舌を持った人間はそれら豪華な皿には一切箸をつけることなく、ナマコだイカの塩干だと、呑兵衛のつまみみたいなものばっかり喜んで食べていたのでした。
いいのいいの、みんなが美味しいって食べてくれればそれで嬉しいから。
などと恩着せがましく、カッコつけつつ。(しかも誰も聞いてない。)

おやすみ。と電気を消して、ガタガタと今にも飛ばされそうなお隣のトタン屋根の音を聞きながら考える。
何を言うでもなく、いや、「悪りぃなぁ」と憎々しく笑いながら遠慮のえの字もなく食べまくっていた父親だったけど。あれでちゃんと、気づいてくれてんだよね。本当は。そういえば、煮詰まった時はいつもこんな感じだっけ。マイナスの嵐が去ってやっと全部吹っ切れた頃に、まるでそれを確認するかのように「元気か」と聞いてくる父。その絶妙な距離感に、今まで何度助けられてきたことか。


父さん、ホント言うとさ、今ちょっと仕事で行き詰まってんのね。
愚痴りだしたらきっと止まんないと思う。だから言わない。
でもさ、
それも今夜の嵐とおんなじで、そのうちちょっとづつおさまってくるだろうから。

お願い。
もうちょっとだけ知らんフリしててよね。

シアワセは、歩いて来ない。
だけど近くにあるんだよ。
ハリーのしっぽ Author:ハリー
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。

Chibi-log

2010年7月26日 18:51

どっちが先に着くか競走だ。


ちょっと気温が下がったら出かけましょう、ってのが甘かったか、よく行く鰻屋の前には長蛇の列。聞こえてくる「あと10個!」「あと9個!」の声にハラハラしたけれど、ギリギリでラスト2個を買えたのは小さなラッキーだよね。
あの人は…そろそろ帰りの電車に乗った頃だろうか?鰻が好きな誰かさんのため、チャリンコ飛ばして帰ろうぞ。待ってろベイベー。

Recent Comments

Feeds


qrcode

Favorite

愛は人にも、地球にも。

まずは、出来ることから。



↓あの曲がなんでこんなアレンジに!?と毎週流れるテーマ曲目当てに見てたわけだけど、もしかしてあれ、実は面白かったんじゃないか?と今にして思うドラマ。DVDになってないのね。そうなると、ますますもう一度見たくなる。若かったなぁ、メロリンQ。

幕末高校生(1993)

Twilight In Upper West(T-SQUARE)

Powered by
Movable Type 4.25