ハリーのしっぽ >

2010年4月28日 18:09

007は二度寝る。

2010:04:28:18:09:59

「明日コンフィレンス・コールがあるから、いつもより早く起きるよ。食べてる時間無いと思うから、ご飯はいらない。」
そう言われて6時前に起きることが決定したわけだが、そもそもコンフィレンス・コールとは何ぞや?という話なのである。聞けばそれ、電話を使った会議で、NYとやるもんだからあっち時間に合わせて早く出社せにゃいかんのだそうだ。


ねぇ、それって
「おはようフェルプス君」
みたいなことなの?指示だけ出しといて、あとは電話から煙が出ますみたいなあれ?


とさりげなくスパイ話を蒸し返してみたところ、案の定「またその話、、、」という気怠い表情に。でもこのしつこさにとうとう観念したらしく、「じゃあ、そこ座って」と引っ越しのダンボールをテーブル代わりに1対1で向かい合う状態にさせられ、、、始まったのだった。


「では、面接をします。プルルルルル。」


なんだそりゃ。プルルルルル?


「電話取りの仕事をしたいんでしょ?だから。はい、電話鳴りました。プルルルルル。」


いきなり実践! よし、頑張ります。
#はい、NAK商事でございます。あ、いつもお世話になってお


「ちょーっと待って。NAK商事って?」


N(なんか)A(怪しい)K(会社)の略。今考えた。ってなんでもいいじゃん、面接なんだから。
#はい、NAK商事でござ


「ねぇ、そういう時って社名言う?24とかだとさ、電話に出ていきなり"CTU、トニー・アルメイダ"みたいな感じで名前言うじゃん」


だって今僕が出てるのは、ほら、代表電話だから。


「...あ、そぉ(ため息)、、、じゃあ続けて」


#はい、NAK商事でございます。あ、いつもお世話になっておりますー。鮫島ですね、少々お待ちください。
はい、きみに電話だよ。国際スパイ連合のコンスタンチンさんから。次の爆破で使う火薬の件だって。


「僕が鮫島さんなの?この顔で?」


だってコードネームはシャークだって言ったじゃん。だから鮫島さん。ここで本名はマズいでしょうさすがに。シャキーラとかにする?あ、それじゃぁ女性か。。


「えーっと。残念ながらキミは不採用だな。事業内容をちゃんと理解してないもの。」


彼曰く、スパイとは隠密に調査を進める人のことで、爆破とかするのは部署が違うか、テロリストなんじゃないか?、、、ということである。
部署が違う?
ねぇねぇ、そもそもそういう組織って、どんな感じになってんのかね。やっぱり、おっかない人ばっかりじゃなくて、例えば消しゴムのストックを管理したりとか、そういう部署だって普通に必要そうだよね。


...ということで二人。紙とペンを持ち出し、段ボール箱の上で架空の組織図をあーだこーだ言いながら作り始めたのであった。深夜1時過ぎ。引っ越し作業から完全に逃げたいがための、これらは全て間違った現実逃避なのである。

朝6時ちょっと前。目覚ましが鳴り、隣でゴソゴゾ起きる気配がする。
あ、、、そっか、今日早いんだっけ、、、でも朝食の準備しなくてもいいんだ、、、ラッキー、、、、、、。
それから15分ほどして隣を見ると、


なんでまた寝てんだよ!?


わーーー!と二人飛び起きて、やれば出来る、たぶんこれまでで最速の支度スピードで彼は出ていったのだった。(完璧かと思いきや、携帯を忘れていったのが惜しいところ。)
まぁたぶん大丈夫、なんとかギリギリ間に合うはずだけど...。
時間スレスレでバナナ食いながら会議に飛び込むようなスパイって、無いよね、、、と思うわけである。


今まで通り、二人で真面目に生きていこう。
そう決めた朝であった。


そして、いよいよ呑気にこんなこと書いてる場合ではない、今日は引っ越しの前日なのである。はよ帰って来い、うちの007。終わらんぞホントに。

2010年4月26日 18:29

幸せの代償。

2010:04:26:18:29:20

これを見ると、ちょっと涙が出そうになる。
十数年前、ブランドンはこのスーツケース一つで僕のところへやって来た。


キッチンは1口コンロ、ユニットバスはやけに狭く、間取り的に冷蔵庫や洗濯機は小さいタイプのものしか入らない、でもなぜか天井高が3メートル以上もあるという、なんだか妙なワンルームでの生活。不便なことのほうが多かったはずだけど、でも今となっては「あれはあれで楽しかったよね」と笑いあえる、そんな二人暮らしのスタートだった。


それから4、5年ほどして越してきた今のこの部屋へも、二人暮らしとは到底思えない小さなトラック1台で簡単にやってきた。突然視界が殺風景になり、「広いってのも、なんだかねぇ、、、」と最初は居心地の悪ささえ感じたものだったけれど。それでも少しずつ、僕は自分の仕事スペースを手に入れた充実感を、彼も「もうちょっとスーツ買っても大丈夫だね」と狭小収納のストレスから解放された安堵を口にするようになっていた。昨年あたりからは、気持ちにも余裕が出来て「もう少し部屋を飾ってもいいかも?」みたいな話も出たりして。多分こういうのを充実って言うんだろう。そんなふうに思っていた。


それが今では二人、「なんでこんなに物ばっかりなんだよ。。」とブツブツ言いながらの引っ越し作業である。本が増えた。服も増えた。(これについては彼限定。) 棚が増え小物が増え、鍋も食器も全部増えた。そして意外なことに、捨てるものがほとんど無いときている。この5年で、ずいぶん生活も変わったんだな。この期に及んでまだ終わる気配のない引っ越し準備の中で、嫌気と共になんとなしの思いもフっと湧き上がってくるのである。ものすごく簡単な言葉で言えばそれは、幸せ、ってやつなのかもしれない。そんな大切なものを一つ一つ箱詰め出来るのだから、これはもっと喜ぶべきことなのだろう。

...てなことにしておかないとさ、マジでやってらんないのよ。
なんか吐きそう。


おまけに、こんな状態なんでGWにはそちらに帰れません、と実家に電話すれば、「あんた、この前もそんな話しをしてたじゃないのよ」とパニクリ具合を突っ込まれた挙げ句、「引っ越しはね、箱詰めも大変だけど、それを開けるものまた大変なんだから」と何の救いにもなってないアドバイスで話が終わってしまったのだった。


はっきり言って、夢の中でも箱詰めしてる昨今の精神状態である。引っ越し先での家具の配置なども、一応考えたりはしたものの、ほぼ行き当たりばったりになる予定。落ち着くまでの道のりは、まだまだ長い、、、か。疲れたなぁ。。




そしてやっと落ち着いた頃、そう言えば迎えてしまう40歳の誕生日であった。
疲れるはずなのである。


2010年4月21日 19:56

春街シンクロニシティ。

2010:04:21:19:56:36

そう言えばあれは、、、22とか3の頃だから、今から17年ほど前の話になるのか。当時の僕はヒッチコックの世界にすっかり魅せられていて、それは本棚のほとんどを関連本で埋め尽くしていたほどだった。ビデオにしても「借りる」という発想は全く無く、コツコツと買い集めては悦に入ってた、今からすれば可愛いコレクターだったように思うのである。

ある日、映画雑誌の中に見つけた、一つの小さな広告。


「貴重な映画ポスター、多数ございます。」

地図は無く、住所しか書いていないその広告を切り取り、買ったはいいがいまいち使いこなせていなかったシステム手帳(当時流行っていた)に貼って、僕はその店を探した。どこをどう行ったのか、今となっては全く覚えていない。記憶にあるのは、確か地下鉄の駅で降りたな、ということと、着いたその店はマンションの1室だった、ということくらいである。


店内には、カウンターに座っている店主と、何か探しているふうの客が一人。そこへ僕も加わり、なんとなく重苦しい空気の中でジリジリと1時間ほど物色していると、店主のおじさんが声をかけてきたのだった。


「何か探してんの?」


えーっと、ヒッチコックの"裏窓"のポスターってあります?いや、リバイバルのじゃなくて。いや、日本版でもなくて。


「本国版の初版!?あんたそりゃ高嶺の花ってもんだよ。時間があるんだったらさ、ちょっとそこ座んなさいよ。」


半分呆れたように笑うと、おじさんは奥へ行ってコーヒーの準備を始めた。


「あ、僕もいいですかね?」


見た感じ僕よりもちょっと上くらいの人だろうか、というふうなもう一人の客もこっちへやってきて、音楽ひとつかかっていない静かな店内には、三人の声と、お湯を沸かす音だけが響くことになったのだった。



手書きのこまかい文字でギッシリと書かれた、何かのカタログのようなものを見せられたのである。その中には"裏窓"の文字もあり、人差し指でその行をなぞり値段を見ると、、、言葉を失うほどの高値だったということだけは覚えている。
わからない、今見たらまた違う感覚なのかもしれないけれど、成人式に毛の生えた程度だった当時の僕には、それはもうビックリの金額だったのは確かである。


「もっと大人になってからでもいいんじゃないのかね。」


そう言われて僕は、隣に座ったお兄さんと一緒に笑った。聞けば彼も同じものを探していたのだとかで、コレクターってのは大変ですよね、みたいな話をしながら、結局2時間ほどおしゃべりしたんじゃなかっただろうか。明るいうちに行ったその店だったが、二人で出た時にはもう陽もとっくに沈んでいて、
ずいぶん喋りましたね、いつになったら手に入りますかね、
と笑いながら駅までの道を歩き、じゃぁ、と改札で別れた、あれは、、、
春にしてはとても暑い、初めて半袖を出した日の話である。

昔のものに興味を持つのは、この歳になっても変わらずで。今は古いレコードに触手が動いているのである。
とある中古レコード専門店にて。そこで見つけてしまったレアものは、オークションに出回っているものよりもはるかに状態のいいものであった。どうしよう、これを逃すと、今度いつお目にかかれるかわからない。が、LPレコード1枚に15万円はさすがにちょっと...。
頭を冷やそうとカニ歩きで左側に数歩ずれ、とりあえず他のコーナーのレコードを手に取ってみるが、手に取っているだけで全く目に入ってはいない。頭の中で続く、理性と財政の葛藤。


買っちゃう?でも引っ越ししますっていうこの時に、その出費は大きすぎる打撃だよね。


再びカニ歩きでそのレコードの前へ戻り、ため息でまた横へズレる。そんなことを何度か繰り返しているうちに、ふと気付いた横の気配である。僕がレコードの前へ行くと右側へズレ、僕が左へズレるとそのレコードの前へ戻る、もう一つの影。むむ、どうやら同じレコードを狙うライバルの出現であった。


いっそのこと、あなたがそれを買ってくれたら諦めもつくのに。


そんなことを考えながら、なおもカニ歩きで移動を続けていると、その白髪まじりのおじさんが苦笑ぎみに声をかけてきたのである。


「ちょっと高いですよね。」


ですよね。まぁこれだけの状態の良さですから、仕方無いと言えば仕方無いんですけど、でも、ねぇ。
一つ言えることは、このレコードを探しているということは、それ相当の「マニア」である。なかなかお目にかかれないマニア同士の出会いということもあって、そこからはお互いに堰を切ったようにレコード談義となった。


「そう言えばですね、」


と言って、彼が鞄から出した1枚のEPレコード。さっき別の店で見つけてきたんですよ、これお持ちですか?と見せられたそれは、僕も最近手に入れたばかりのものであった。あーそれねぇ、僕も先週ヤフオクで落としたばかりなんですよ、結構高値ついちゃって痛いんですけどね。と話すと、意外が反応が返ってきた。


「それって、5000円スタートだったやつじゃないですか?」


おやご存じでしたか、さすがマニア!と笑うと、さらに上を行く反応が。


「あれ僕も参加してたんですけどね、負けちゃったんですよ」


あのオークション、実は最初から最後まで競っていたのは、僕ともう一人であった。と言うことは、、、。
どうやらこの二人で頑張っていたらしいのである。
それは、もっと参加人数があっても良かったはずの品物であった。が、あろうことか出品者のミスで、アーティスト名もアルバム名も誤字含みだったため、検索に引っかからない状態に。それに偶然気付いた二人だけで、人知れずこっそりと進められたオークションだったのである。その相手が、あなただったとは。ははは、これは可笑しい。

それで、だ。この15万円はいかがしたものだろう。話は買う買えないというのを通り越し、買ってください、いやいやあなたがどうぞ、という少々おかしな方向へ進み始めていた。そして、それにしてもこの人は、ジッとこちらを見て話す人だなぁ。と思っていた時に、それは起こったのである。


「あのぉ、違っていたらごめんなさい。えーっと、、、
昔、ヒッチコックのポスターを探していた方じゃないですかね?」






はじめは何の話なのか全くわからなかった。確かに昔、ヒッチコックに狂ったことはあったし、そう言えばポスターを探しに店まで...、、、と、すっかり忘れていた記憶をたどり、そしてハッと思い出す。えっ!あの時の!?


今目の前にいるのは、あの時のお兄さんであった。自分よりちょっと年上くらいだろうと思っていたのだが、この白髪の量を見ると、、、でもやっぱりなんとなくまだ若そうな気もするか。と言うか、正直なところ当時の彼の顔を全く覚えていない。ただどういうわけか向こうはこちらに気づき、この偶然に目を丸くして、そして喜んでいるのだった。

店を出ると、もう外は陽が落ちていた。そしてもちろん、いや、残念ながら、二人の手のどちらにもあのレコードは無い。


「高嶺の花なんですかね。」


いつか聞いたことのある会話をしながら駅まで歩き、じゃあまた、と笑いながら握手をして改札で別れた。メールアドレスの交換くらいすれば良かったかな、と思ったのは、別れて電車に乗ってからだった。


でもまぁ、、、いいか。


またどこかで会えそうな、そんな気がした暖かい春の日の話である。

2010年4月16日 17:19

さっぱり作業が進まなう。

2010:04:16:17:19:06

この部屋へ来た人全員が、こう言うのである。
「なんでこれをブログで書かないの?」
んー、なんでだかタイミングが無かったのよね。


で、これとは何かと言うと、
横にあった本棚は片付いた。
これである。
一時期流行に流行った「食玩」である。
お菓子のオマケみたいなもので、最終的にはお菓子のほうがオマケになってしまったようなあれだ。


徹夜が続いていた、とある夜。息抜きにと出かけたコンビニで出会って以来、コツコツと集めるようになり、気がつけばとんでもない数になっていたのだった。ここに出ているのはほんの一部で、コレクションを全部出そうものならこの棚があと10個あっても足りないかも...という少々やりすぎな状態なのである。


これを引っ越した先ではどうしたものか。その思案が、この小一時間の引っ越し作業中断の理由である。また飾るか、もうやめるか。どうしよう?どうしたもの?と腕を組み、なんとなく写真を撮ってみたりして、終いにはこうしてブログなんて書き始めてしまった。少なくとも今はそんなことしてる場合ではないはずだろう、おまえ。

仕事の打ち合わせで初めてうちにやってくる人がこれを見て、「わ、すごいですね!」という、言わば話しのとっかかりになってくれる場合が多々ある。これは思いがけずの副産物であった。うわこれ全部海洋堂じゃないですか!?とか言われた日にはもうこっちからシッポ振っちゃって、打ち合わせが1時間以上後倒しになってしまうほど盛り上がったりもするのである。
かと言ってなぁ、これ、ちょっとした振動で倒れるし、
これを直そうとケースを開けると、その微妙な振動でさらに他も倒れるという魔のスパイラル。
一度並べてしまったら掃除できないし、
掃除機は絶対にムリ。
メンテが何かと面倒なんだな、ということを実際にやってみて初めて知りました的な部分もあるわけで。生かすか殺すか悩ましいとこなのである。



...などとウダウダ言ってみたわけであるが。何を言ったところで、引っ越すならどう転んでもこれを一度は片付けないわけにはいかないのが現実。結局のところ、ケースからこれらを全て取り出し、壊れないように一つ一つ元の袋に戻していく作業が面倒なのよ、ってだけの話だったりするのである。
あー面倒くさい。
今朝、「今日はあのフィギュアを片付けるよ」と高らかに宣言してしまったのに、口ほどにもなく1ミリも進んでいないこの状況をどう説明したものだろう。
そうだ、中途半端に作業なんか始めてる場合ではない。


これから、あれやこれやと言い訳を考えるのである。





並べる時は、すっごい楽しかったんだけどなぁ。

2010年4月 6日 18:23

とりあえず一歩前進だ。

2010:04:06:18:23:46

段取りの進め方が全く違う二人。そんなのが同じ目標に向かって走るということは、それはもうかみ合わないことの連続で、いちいち大変なのである。二人三脚?絶対ムリ。


引っ越し先、ここならいいんじゃないか?と思えるような物件を見つけた場合。


【僕の場合。】
内見の前に図面を見て、「今ある棚はこのへんに置いて、でソファーはここか?机の向きは一つはこっちでもう一つはそっち、で、」てな具合に、徹底的に部屋のレイアウトを徹夜してでも決めるのである。(その時点でうまくイメージできなかったら、内見はキャンセル。)
そして実際に現地へ出向くわけだが、思ったより狭いとか、なんかイメージと違うとか、そう言ったわりとわかりやすいレベルの話であっさり撃沈してしまうことが多い。


【ブランドンの場合。】
この人は、とにかく現地へ行って実際に見ないことには何もイメージできないタイプ。かと言って行ったその場でパーっとひらめくわけでもなく、目で見た印象だけを頭の中に叩き込み、で、自宅へ戻ってから初めて具体的なイメージング作業に入るのである。しかも、そこからが長い。のーんびり(本人的には「じーっくり」)考えて、よし、ここにしよう!と決めるも、その頃になるとすでに「こちらの物件はもう他にお申し込みをいただきましたー」な状態なのである。


話がさっぱり進まん。
二人、そもそものスタートラインが違うらしいのだ。
イメージにするとこんな感じ。

そんなわけで、お互いにお互いを
「なんでそんなに突っ走ってんの?」
「なんでそんなにノンビリできんだよ?」
と、長いこと一緒にいる今になっても、このへんは全くわかりあえていないのである。

それが、である。
先日内見に行った物件で、ブランドンに突然スイッチが入ったのである。
「ここがいい。」
そこは、駅から少々遠く、近くにコンビニも無い住宅街のド真ん中。いや、僕はべつに通勤とか無いからいいんですけど、、、あなたはここで本当にいいの?
「ここがいい。」
それは、外資系草食男子に、珍しく野生の直感が起動した瞬間であった。


今まで住んだことの無いタイプの物件だったので、僕自身、実際に見てみないことにはなんともイメージのつかない感じでいたのだけれど。「いいよね!」「ここでいいよね!?」という二人の相乗的なテンションアップにより、その場で申し込みとなり、、、


思いがけずのトントン拍子で、やっと引っ越しが決定したのであった。
あら。


あー、ちょっと一安心。いやぁ長かったなぁ。。。


ただ。慣れない即決をしたブランドン、実は決めたはいいが引っ越し後のイメージが全く無い、ということが昨晩の食事時の会話で発覚したのである。これは...大変である。ここから初めてじっくり考え始めて、おい、「やっぱりなんか違うかも」とか言い出すんじゃねーぞ。
一難去って、また一難。
こちらとしてはもう、わけのわからない雑音は全て無視し、粛々と引っ越し手続きを進めるのみである。


するぞ、引っ越し。もう決まったんだからね。

と言うことで、来月から新しい生活が始まることになった。で、あらためて図面を見る。
まぁ素敵。
こ、これは!

2010年4月 3日 23:27

怪しくも、誠実に。

2010:04:03:23:27:34

ヤドカリ族の部屋探しは、山あり谷ありで尚も続行中。本日も内見の予約で埋まった土曜日である。

普段、これと言ってわざわざ自分の「立場」というものについて考えることはない。年齢的なこともあり、自分はわりと頼られる存在として仕事をしている。ブランドンにしてもそう、キャリアを積みながら、日々の仕事をしっかりとこなしている。もちろん世の中の景気の浮き沈みに左右される部分は多いけれど、逆にそれは誰にでも言えることであるからして、二人が特段変わった生活をしているという意識は全く無いのである。


ただ、そんな呑気な考えを一気に転覆させられる瞬間がある。
それが、引っ越しである。


一人は会社員ではなくフリーのデザイナー。もう一人は会社員だが、よくわからない外国人。そんな社会的に怪しい二人が、さらに一緒に暮らす部屋を探しているあななたちはどちらも男性ですよね?


世の中目線で見ると自分たちは「それほどまでに信用が無いのか」と、愕然を通り越して途方に暮れてしまうのである。これが会社員であったなら必要が無かったであろう書類を揃えなくてはいけない、日本人なら聞かれることのない質問に答えなくてはいけない。で、なぜ男二人で住むの?と。
知り合った理由から尋ねられた日にはもう「これ面接ですか?」と聞きたくもなるほどで、余計な体力、、、と言うよりも無駄に神経をすり減らす、そんな不動産屋での小一時間なのである。


ただ、である。


★彼がこちらへの留学中に知り合った。
★僕の父が彼のことを大変気に入り、日本での身元引受人的な役割になっている。
★僕は自宅で仕事をするので、そこそこ広いスペースを確保したい。
★彼は外国人なので、一人で部屋を借りるのは結構難しい。
★二人で住めば、上の二つは解決する。


幸いにもこれらの話には、全く嘘が無い。ゲイであることを黙るために、いらない嘘で話を固めるようなことをしていないだけ、とりあえず自分の中の良心は保たれているように思うのである。ここが崩れそうなことになるようであるのなら、まぁ最後には「ゲイですけど何か?」の世界へ突入することになるのだろう。どんな反応をするのか、ちょっと見てみたい気もしないでもないニヤリな自分もいるのであるが。


なんて話ではあるものの。貸す側にとっては、「身元のはっきりした人に、ちゃんと家賃を払ってもらって、キレイに使ってほしい」というのが大前提であるのだからして、そこまでの前段階が面倒なことになるのは仕方の無いことなのだろう...とは思うわけで。突然目の前に現れた人間に「トラスト・ミー」と言われたところで、いくらなんでもそりゃ無理だろ。ということはこちらとしても理解はしているのであるよ。一応。

今日、これまでの内見とは違い、初めてオーナーさん立ち会いで部屋を見せていただいた。このまんまの二人を見てもらい、直接話をし、お互いに感じ的には好印象だったのではないかと思っている。
さぁ、こうしてちょっと距離が縮まったところで、、、


どうです?僕たちは。



それは、二人にとって理想的な物件であった。
あとはドキドキしながら返事を待つのみである。

シアワセは、歩いて来ない。
だけど近くにあるんだよ。
ハリーのしっぽ Author:ハリー
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の40歳。ゲイ・パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば14年目に突入。地味に静かに暮らしています。

Chibi-log

2010年8月 8日 23:58

Suicaでチャージ。


夏の水分補給にと、2Lのスイカを買ってきた。いざ切ってみるとこれ、思っていた以上に大きくて。これだけで腹一杯になりそうだな。
ミネラルたっぷり!はいいけれど、今夜、何度トイレに起きることになるんだろう。週の頭から、いきなり寝不足の予感である。

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まずは、出来ることから。



↓あの曲がなんでこんなアレンジに!?と毎週流れるテーマ曲目当てに見てたわけだけど、もしかしてあれ、実は面白かったんじゃないか?と今にして思うドラマ。DVDになってないのね。そうなると、ますますもう一度見たくなる。若かったなぁ、メロリンQ。

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