ハリーのしっぽ > 子供のいる風景

2008年6月27日 13:00

子供のいる風景。【4】

2008:06:27:13:00:32

「あたしさぁ、生まれて初めて海外一人旅してきたわよ!」と女友達。
どこよ?えっドイツ!?ドイツ語なんて全然喋れないくせによく行ってきたね!?
「英語もほとんど通じないのよ。ガイドブック片手に行ったはいいけど、もう不安で不安で。赤くなったり青くなったりしながら身振り手振りでよく4泊も過ごしたわ、って自分でも感心しちゃったわよ。」
は?全然ドイツ語を喋らずに?全然!?
「ホテルを出る時にさぁ、フロントの兄ちゃんに“サヨナラ!”って言われたの。それ聞いたらもう腰抜けそうなほどうれしくなって思わずあたし、“だんけしぇ~ん(泣)”って。ドイツ語喋ったのって、後にも先にもそれだけよ」。
よくぞそれで無事に帰ってきましたよ。エライっ。

英語どころか最近では日本語すら怪しい感じなのはさておき、ドイツ語ってわけわかんないよねー、って話で一緒に盛り上がれたのにはちょっとしたわけがありました。たまたま映画を見たばっかりだったんです。ドイツ語の。

「Papas」(2001)。ゲイのカップルが子供を育てる様子を追った短編ドキュメンタリー、らしい、ってこと以外に何の前情報も無いまま見たわけですが。まず、字幕が無い。日本語どころか英語の字幕すらありません。うわ、わっかんねーよこれ。喋っているのを聞いたところで手がかりになりそうな単語すら探し出せず、仕方無いので…子供がいるゲイカップルのお宅の様子を勝手な解釈で楽しむことに(苦笑)。

Papas(2001)

子供が二人いるね。きっと、それぞれの種を使って一人づつ作ったんじゃないの?インタビューでは「いやぁ、どっちの子を最初に作るかかなり迷ったんだよねー」みたいなこと言ってたりして。それにしても兄弟がやたら似てるような感じだけど、お母さんが一緒ってことなんだろうか。(←あくまでも全部勝手な想像。) やっぱり子供は可愛いなぁ。


この頃が子供の一番可愛い盛りな気もする。

子供と一緒にいるシーンがたくさんあって、っていうかそういう映画なんだから当たり前なのだけれど、父親同士の家事分担とかも含め「あぁ、子供のいる家庭ってのはこんな感じで1日がまわっていくんだなぁ」なんて興味深く見ちゃいました。それと、ゲイが子供を持つというのはどういうことなのか、ってことを、普通の生活からにじみ出てくる空気みたいなもので再認識。ゲイの場合、デキちゃったからとか自然の流れで、ってことで子供を授かることはありません。(よね?) 欲しくて欲しくて、と熱望されて、いろんな壁を乗り越えて迎え入れられた命は、こうやって大切に育てられるんだなぁ、ということを、ごくごく当たり前の風景、買い物をしていたり一緒に絵を描いたり体を動かしていたりする、そんな様子からジワジワっと感じました。甘やかしてるのとは違う、子育てへの責任、みたいなものを。

もちろん、子供のワガママにはイライラもするし、疲れていたりハメを外したい時もあって、それが原因で家の中が険悪な雰囲気になったりするシーンもあったけど、逆にそれはそれで珍しくもないというかどこの家でも普通にある話だもん、なんとかなるし、実際なんとかなってた。

まぁ、今はまだ小さい子供だからね。これが大きくなって子供たちが社会ともっと関わるようになった時、この子たちは、そして親たちはどうなっていくのか。続きが気になる作品でした。

家族の食卓。

ところで。
最後のほうに、なんだか妙なシーンが。同じシーンを何度か撮りなおしている様子というか、どうもNGカットらしいシーンが挿入されているんです。で、最後の最後、エンドクレジットを見ていて「あらっ?」っと思ったこと。

あの子たちはホントの兄弟だったのか…。


なんか…おかしくない?役名みたいなのがあるんだけど。

調べてみたらこれ、どうやらドキュメンタリー風に作った「フィクション」っぽい雰囲気。出てる人の名前で検索してみたら、どうもドイツの俳優さんのようだし。
なにぃ!?
なーんか騙されたような気になっちゃうんですが、それとも一瞬でも夢を見せてもらって感謝するところ?
んー…。

てな感じでズルズルと子供がどうしたこうしたと書き散らしてきたわけですが。
子供が犠牲になる悲しい事件・事故が起こった時、街頭インタビューで「うちにも子供がいるので、気持ちがよーくわかります」と神妙に語る人をよく見ます。それを見るたびに「子供がいなくたってそんなのわかるわい!」と思っていたのだけれど、でも、もしかしたら子供がいないとわからないことって本当にあるのかもしれない、そんなふうなことも漠然と感じ始めている今日この頃です。勉強勉強って言う親にはなりたかないね、とか思っていても実際はどうなるかわからないし、小学生に携帯?そんなの100年早いわ!なーんて言っていても、いざ小学生の子供を持ったら心配で真っ先に持たせちゃったりするかもしれないし。
現実で考えると、僕が子供を持つということは、果てしなく手の届かない世界の話。親になった人にしかわからない親心というものがあるとするならば、きっとそれもわからず終いかぁ。

…いつもなら、考えても無駄なことならスパっと切っちゃうはずなのに、おかしいな、なんでこんなにいつまでも引っ張ってるんだろ?んー、おかしい。

2008年6月23日 13:40

子供のいる風景。【3】

2008:06:23:13:40:14

家族が欲しい。それありきで将来を考えたってことは、これまであまり無かったような。そういうことより、僕にとって必要だったのは大切なパートナーがいるということで、彼と出会い、同じ時間を過ごし、共に暮らし、やがていつしか家族のような感じになっていった、とまぁそんな流れで現在に至ります。ただ家族とは何ぞや?と思い辞書で調べると「親子・兄弟・夫婦などの関係で結ばれ、生活を共にする人々」とあって、そういう意味でいうと僕らは家族では無いわけで。自分達がそう思えばそれでいいんだ、と思うものの、同じゲイからも僕らのような生活を「家族ごっこ」と表現される向きもあって、誰に気を使ってるわけではないにしても「もう長いこと一緒にいるから、家族みたいなもんだよねー」などと緩い表現でしか自分達を言い表せないもどかしさもあります。いつまでも区切りがつかないこんな浮遊感が、たまらなく空しく感じる時があります。

あーなたーのお名前なーんてーの?1ヶ月ほど前のことだったか。新宿のタワーレコードで洋雑誌をパラパラと見ていたら、横でブランドンが「あ、これデミ・ムーアの旦那だよね?」と指差す雑誌が。ん?と目をやるとそれは若い男の表紙で、えっ!デミ・ムーアってこんな若い男と再婚したの!?って言うかなんでそんなこと知ってんの?えーっずいぶん前の話だけど、みたいなやり取りがあって。その雑誌を手に取りまたパラパラと眺めていると、ファッション系のページで横からストップをかけられ「たまにはさぁ、こういうちゃんとした服も買ってみたら?」と言われ、…返す言葉も無いのではいはいわかりましたと、参考のためその雑誌を買って帰りました。
帰ってきてその雑誌を眺めていると、あら気付かなかった、こんなのが載ってたのね、とファッションページが一気に吹っ飛んでしまう記事を見つけまして。

うわぁ、ここには3人も子供がいるよ。

子供を持ちたいと思うゲイが増えているんだそうです。で、実際に行動に移しているゲイも増えているんだとかで。
まぁここまでは今までもあった話で、べつにこれに驚いたりはしなかったのだけれど、それはもうゲイだとかそうじゃないとか関係ないんじゃないの?って思ってしまう話があって、頭の中を整理するのに結構時間がかかりました。
家族が欲しい。そう思った時に、パートナーではなく「子供」を欲しがる人がいるんだそうです。自分の子供が欲しい。自分一人でも育てたい。そのために代理母の需要(っていう表現がいいのかどうかわからないけれど)も増えているんだとかで。わぁ…、そんな発想、全然無かったかも。よく「子供は欲しいけど旦那はいらない」って言う女性の話は聞くけど、そういう発想が男性にもあるわけか。これ、一種のカルチャーショック。それとも僕が無神経なだけだったんだろうか。
恐らく、そこでは大金が動き、欲しいってだけで生命をそんなふうに…、みたいな倫理的な面で批判もあるんだと思います。そうやって生まれた子供が幸せになるのなら、それでいいじゃない。って話もあるんでしょう。僕は正直、どっちつかずな感じかな。どっちもわかる。どっちかにしろよ、って言われれば、んー、ゲイの肩を持つ格好にはなるかな、とは思うけれど。一応、自分のための道も開いてはおきたいから。

しかしまぁ。ちょっと次元の違う話になるけれど、勇気あるよ、そうやって子供を持つ人は。先のことを考えたら、不安になること多いもの。子供が大きくなって、まわりの親と自分の親の状況が違うことに気付いた時、僕はそれをどう説明してどう納得させてあげられるのか。しっかり守ってあげられるのか。強く優しく育てられるのか。考え出したらキリが無い。雲をつかむような話。
一方で「家族です」って胸張って言えるのは、うらやましくもあり。

子供の頃、父親が目が悪いことを100%理解しつつ「どうしてお父さんは、みんなのお父さんみたいにキャッチボールをしてくれないの?」と、ちょっとした怒りをぶつけたことがあります。そんなことを言ってしまったことに僕自身大きく傷ついていて、実はそれ、今でも時々思い出しては胸が苦しくなったりするのだけれど、あの時黙って話を聞いていた父はそれ以上にどんな思いでいたのか。それと同じ状況が自分にも降りかかってきた時、果たして僕はどこまで踏ん張っていられるのか。

あー、難しいね。

ま、親は、生まれた時から親だったわけじゃないし。子供を持って、初めて親になるわけで。いろんな失敗もあって、そしてだんだん親になっていくものだとすれば、まだ何も起こっていないこの状況で怖がることもないのかもしれないし。


なんだか…取り留めなくキモチが揺れてるなぁ。
やっぱりどこかで「子供が欲しい」って思ってるとこあるのかなぁ。

2008年6月20日 15:44

子供のいる風景。【2】

2008:06:20:15:44:11

何?

夕食時、ブランドンと話をすると彼はいつも口にいっぱい詰め込んだまま喋るので、何を言ってんのかわからないことが多い。
もう1度言ってよ、“競歩はどこに待ったよ”って意味が全然わかんないよ。
モゴモゴと口を動かして、半分くらい飲み込んで彼が言い直します。

「今日もあの子と会ったよ」。

なんだ、そう言ってたのね。それにしてもまたよく会うよね、あの子と。

上の階に住んでいる、小学校1、2年生くらいの男の子。臆することなくブランドンに話しかけてくる元気な子で、初めてエレベーターの中で会った時にもいきなり「どこの国の人ぉー?アメリカぁー?北極ぅー?」と聞いてきたと言います。朝の出勤時に会うことが多くて、電車の時間に間に合うようにパパっと駅へ行きたいのに、カバン持たせてぇー、中に何入ってんのぉー、となかなか彼を解放してくれないそうで。最近は通学路をまるで止まってしまうんじゃないかと思うほどのカメのスピードで歩いてたり、水溜りの周りをグルグルまわっていたりしているところに遭遇してしまって、「なんかちょっとかわってる子なんだよね」って話はよく聞いていたのだけれど、ふーん、今日も会ったんだ。で、今日は何やってたの?
「道端にしゃがみこんでさ、傘で土を掘って草をむしってたよ」
あらら。で、見つかってまた話かけられたわけだ。大変だったね。
昔からそうなのだけれど、ブランドンは子供と打ち解けるのがとても早い。というか子供のほうから寄ってくることが多くて、子供に英語を教えるアルバイトをしていた時など、なかなか子供が離してくれないものだから「時間オーバーしちゃうのはいいんだけど、バイト代上げてくれないかなぁ」と苦笑いしていたほどでした。見ていると、彼は子供の扱いがものすごく上手。喜ばせ方とか、その気にさせるテンションの上げ方とか、かと言って好き勝手やらせないブレーキのかけ方とか。あれはきっと、頭で考えたテクニックとかじゃないんだろうな。なにかこう、自然と身についた彼なりの空気の作り方、みたいな。彼にはひとまわりほど歳の離れた弟がいて、子供の頃、ベビーカーを大暴走させて弟を喜ばせたり(母親には怒られた)、共働きの両親のかわりに幼稚園へ迎えに行って、弟にいろんな話を聞かせながら帰ってきたり、っていう思い出話を聞くたびに、あぁその延長線が今の彼なんだぁってしみじみ思うわけです。

その点、僕は全然ダメで。一人っ子ってのが関係あるのか無いのかわからないけれど、子供がちょっと苦手。苦手と言ってもイコール嫌いって話でもなくて、見れば可愛いと思うし笑い声とか聞くとこっちまで楽しくなっちゃうけれど、んー、どう接していいものかわからないと言うか。今まで、身の回りに赤ちゃんや子供がいたためしが無いので、その扱い方がわからないんです。どことなく大人目線で接してしまう、ガチガチに大人対子供の関係を作ってしまう、そんな感じ。ダメなんだよなぁ、こっちがすっかり緊張しちゃって。

ところで、あの子は草をむしって何をしてたんだろう。
「学校が嫌いなんだって」。
イジメられてるとか?いや、そうじゃなくて勉強が嫌いなんだってさ、数がよくわかんないって。あぁそれで毎朝ノロノロ歩いてたんだ、で? 好きなのは体育って言うから、今日は無いのか聞いたら「ある」って言うし、じゃぁ良かったじゃん、急いで行かないと算数の時間が増えちゃうかもよぉ、って言ったら「やばい!」って言って張り切って走ってっちゃったよ。
んー。さすがだね。

こういうことをしたいわけでは無いのだけれど…。

子供欲しいって思ったことある?
ブランドンに聞いてみると、答えは予想通り「あるよ」。知りたいことやこの世界のことを全部教えてあげたい、ってそれはまたずいぶん壮大な話だこと。僕?うー…、どうだろ。居たら居たでいいけど、あんまり自信無いな。
「大丈夫、優しい、いい親になると思うよ。」
そうだろうか。
僕は父親が30歳の時の子で、それで言うと今年38歳になった僕には、学校が嫌いなあの子くらいの子供がいても全然おかしくないわけで。一体どんな親になるのかなぁ。と手の届かない想像が頭の中をグルグルと駆け巡ります。

しかしまぁ、走って玄関を飛び出していったわりに、よくあの子と話をしてる時間があったね。
「だから遅刻しちゃったよ」。
そうなんだ(苦笑)。

2008年6月18日 16:33

子供のいる風景。【1】

2008:06:18:16:33:25

ブランドンが出張で居なかった、春先のとある金曜日のこと。スーパーでレジを待ちながらふと外へ目をやると、ものすごい夕立で真っ暗になっていました。降るとは聞いていたので一応傘は持って来たけど、それにしてもこれほどまで凄い雨になると知っていれば、何もわざわざこんな離れたスーパーまで来なくても良かったのに。しかもなんでこんなに買っちゃったんだろ、今晩一人なのに。傘を差しつつ両手に袋を下げるという窮屈な体勢でノロノロ進む帰り道。やっとマンションの前まで来ると、入り口の前で雨宿りをしているズブ濡れのサラリーマンが立っています。あれっ…何やってんの?
「わっ!何やってんのも何もハリーちゃんこそ何だよ!?」
何だよって、ここ、うち。そう教えながらマンションをアゴで指すと、うわぁ助かったよぉ、と、誘ってもいないのに彼は僕の後についてきたのでした。

奴は、僕が昔勤めていた会社の営業マン。歳は僕より2つ上だけど彼のことは新卒の頃から知っていて、年次的には僕のほうが先輩になるというネジレた関係でした。誰がどう見ても身長190cmの巨体はラグビー体型、でも実はバリバリのサッカー野郎は、声もデカければ態度もデカくて、それでいて仕事もデキる優秀な奴。僕を信頼してくれて、僕としか仕事をしようとせず、他の制作マンからヒンシュクをかっても彼にはどこ吹く風で、僕はいつも彼のペースで取材に連れまわされたものでした。僕が会社を辞めてからもしばらくは一緒に仕事をしていたのだけれど、彼はだんだん偉くなっていって現場から離れていき、そのうち部署も変わったりで、ここ最近は年賀状のやりとりがあるくらいの付き合い。実際に会うのは、2年ぶりくらいでした。
普通、初めての部屋に入る時って、へぇこんなとこに住んでんだーみたいにキョロキョロ見回したりするものだと思うのだけれど、彼から出てきた言葉は「風呂入れる?」。へへ、と笑いながら濡れたスーツを脱いで、会社へ「あと2社まわってから直帰するんで」と偉そうに電話して居座る気マンマン。じゃあ風呂の準備するのに30分くらいかかるから、それ脱ぎなよ洗濯するから。「サンキュー♪」。腹立たしいほど能天気な返事で、脱ぎ始めると見えてきた足の怪我。もしかしてまだサッカーやってんの?「あ、バレた?(笑)」ってこの野郎、昇進の時、仕事とサッカーどちらかにしろって言われて仕事を選んだはずだったのに。「いやぁ、さすがに平日は出来なくなっちゃったけどさー」、そう言いながら全部洗濯機へ放り投げてバスタオルを腰に巻き、ここで仕事していい?とカバンからパソコンを出してキッチンのテーブルでカチャカチャと始めます。
出した牛乳を一気飲みして、なんだか突然集中して仕事を始めているので、僕は僕で邪魔にならないようにキッチンでガタガタとやっていると。「今日行ったとこの社長なんだけどさぁ」と。画面を見ながら話し始め、こんなことがあってさ、あんな人がいてさ、でさ、でさ、と続きます。それがだんだん相談ごとになり、やがて愚痴になり、こっちも励ましたり茶化したり。そんなことをしているうちに風呂の準備も出来て、奴はバスルームへ。よくまぁ人ん家に来てあんなバカデカい声で歌唄えるよなぁ、と皮肉っぽく感心しつつ、僕は濡れたワイシャツにアイロンをかけます。
案の定、風呂から上がってきた途端「なんかある?」と。そう言うだろうと思って準備しときましたよ、でもそれ食べて服も乾いたらとっとと帰ってよね、バスタオル一つでウロウロされるのも目障りだし。すると、「うちの奥さんさぁ、今、実家帰ってんだよ」。なによ?喧嘩?「いやぁ、お腹大きくてさ」。あらら良かったねー!だからって夜も食べていこうとか考えないでねー迷惑だから。と釘を刺した上で皿を並べます。肉ばっかり食べんじゃないよ、とか言いながら。昔はとにかく一緒にいろんなとこへ取材に行ったものだけど、いつもステーキ食べてる印象しか無いんだよね。

食べさせた後も最近の仕事や会社の話を聞きながら、笑ったり驚いたり。そんなことをしているいうちに洗濯したものも乾き、時計を見ればそろそろ19時です。黙ってると泊まっていきそうな勢いなので、さぁ帰れ、今すぐ帰れ、と急かし、やっと玄関口へ押し出して。もう来ないでくれる?という僕の言葉をわざとかき消すように「行ってきま~す」と笑いながら奴は出ていきました。なんなんだ一体。ふぅ。一息ついてテーブルを見ると、あのバカ書類忘れてってる!急いでそれを持って駅へ追いかけていきました。忘れ物ー!

奴は、デカい子供でした。僕の中にはどうも父性も母性も無いような気がしてならないのだけれど、もしうちに息子でもいたら…こんな感じなのかなぁって、珍しくそんなことを思ったりして。牛乳を飲みながら「なんか実家に帰ってきたみたいだよ(笑)」って言われたこともあって、余計にそんなこと考えちゃったのかな。子供の頃、僕はいつもキッチンで宿題をしていて、母親と話をしながら夕暮れ時を過ごしていました。まぁ、そんな記憶も重ねつつ。

きっと…子供が欲しい、ってそんな話ではないんだろうと思うものの、最近どういうわけか子供の話を聞いたり見たり読んだりすることが重なっているので、あと数回、子供にまつわる話を続けます。今回のように、これといって結論の無いメモ書きみたいな感じになると思いますが。

シアワセは、歩いて来ない。
だけど近くにあるんだよ。
ハリーのしっぽ Author:ハリー
だいたいを家の中で過ごす在宅ワーカー。都内在住の39歳。パートナーのブランドン(外国人/ヨーロッパ圏)との生活は、気付けば13年目に突入。地味に静かに暮らしています。

Chibi-log

2010年2月28日 17:21

もうすぐ春ですね。

仕事そっちのけ、確定申告も全くの手付かず状態のまま、徹夜してまで見入ったバンクーバー五輪もそろそろ閉会。毎回思う、「冬季五輪が終わったら、そろそろ春なんだなぁ」。
いろいろ落ち着いたら、またブログ始めてみようかな。

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